ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第15回
代替療法は「寝たきり」を防ぐサポーター

僕の主治医で敏腕の外科医でありながら、
漢方などの代替療法にも詳しい帯津良一医師から、
また新刊が送られてきました。

帯津医師は講演もユーモアに溢れて楽しいのですが、
医師にしては珍しく文筆の才があり、
毎月のように興味深い単行本を出版しています。
ですから、まえにも紹介しましたが、
僕は海外の講演会や対談の司会をするときは、
「Mr.MONTHLY OBITU」、つまり
「月刊帯津さん」と呼んで帯津先生を紹介しています。

今回の新刊は「達者でポックリ。」と題する、
いかにも「いのちの場」医学=ホリスティック医学の
提唱者である帯津医師らしいエッセイです。

本の帯には、
「寝たきりや要介護、認知症で周囲に迷惑をかけることなく、
最期まで元気に楽しく生きるにはどうしたらいいのか?」
というキャッチコピーが載っているように、
本コラムと多少、主旨が近いと思いますので、
患者や家族の方々は読んでみましょう。

といっても、僕などの凡才とは違って、
帯津先生は医師でありながら、
哲学にも宗教にも精通されていて、
大宇宙の150億年のいのちの流れから、
人間のいのちを見ている方ですからスケールが違います。

「みなさん、『死』が恐いですか?私は『死』が楽しみです」
という冒頭文から始まる、
まさに、死を見つめた上での“攻めの養生”のすすめですから、
そこまで悟りの境地に差しかかった人、
また政府から“後期高齢者”などと言われて腹を立てている方は、
ぜひ読んで「元気に楽しく」の生き方を学んでください。
文字が大きくて目に優しいことも特徴です。

詳しくは本書を手にとって読んでほしいのですが、
「元気で長生き」をすすめる本コラムにも多少関係のある
「生命場を高める代替療法」という章から、
漢方を含めた西洋医学以外の療法に対する、
帯津医師の見解を抜粋紹介させていただきます。

「『臓器』を対象とする西洋医学は、
『修理』するのが目的ですから、
結果は『治った』か『治らないか』のどちらかです。
これに対して代替療法は、生命のエネルギーを少しでも高めて
一歩前進することが目的です。
ですから西洋医学と代替療法は二者択一ではなく、
両方をうまく組み合わせて
治療していくべきものだと思います。(略)
西洋医学では手が尽きても、
代替療法にはさまざまな方法があります。
療法を自分で選択し、
自らの病に立ち向かう心構えを持つこと自体が、
『寝たきり』『要介護』『認知症』を回避する
大きな足がかりとなりうるのです。(以下略)」

主な代替療法として、
1.漢方などの伝統医学
2.ホメオパシーなど
3.鍼灸などの手技療法
4.心身相関療法
5.気功などのエネルギー療法
6.食事・栄養療法
7.丸山ワクチンなどの薬物療法
8.免疫療法
・・・の8つについての詳述もありますので、
この長寿病弱時代に必読の一冊です。


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2008年12月1日(月)

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