上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第43回
ハイアールCCT

【世界トップ3を目指す−白物家電】

香港メインボードに上場している
ハイアールCCT(海爾中建 1169)が
「海爾電器集団有限公司」に社名変更されます。

同社は今月13日、
特別株主総会を開催しました。
海爾集団が傘下の洗濯機業務および
飛馬青鳥の残り35.5%の株式を
同社に注入する議案を可決しました。

資産注入が完了した後、
海爾集団はハイアールCCTの株式57.26%を保有し、
同社の筆頭株主となります。
これによりハイアール中建は
海爾の白物家電業務の上場旗艦となります。

経営陣の人事異動も
海爾集団の総裁を主席および
執行取締役に任命するほか、
首脳陣は海爾集団の幹部役員が就くことになります。
海爾集団は関係許可を取得後も
エアコンや冷蔵庫、冷凍庫の開発の製造、販売、および
ほか白物家電資産を注入、
ハイアールCCTを
世界白物家電のトップ3に成長させる考えです。

【株価は動かず】

同社の株価は上記のニュースが流れた14日、
ザラ場高値0.335香港ドルで
2セント高となったものの、
大引けは0.310香港ドルで
前年比マイナスとなりました。
その後も株価は横バイ状態で、
動意付いていません。

これは既に先月の中旬
早耳筋の買いにより、
0.25香港ドルから約1週間で
高値0.39香港ドルまで約50%以上
上昇していたからだと思われます。

とは言え、白物家電で
世界トップ3に成長する可能性も秘めた同社の株価が、
現在、日本円で1株わずか4円というのはどうでしょうか。
白物家電という業種柄、
見方はいろいろあると思われますが、
中国を代表するメーカーの株を
10万株40万円で買えますが・・・。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2004年12月20日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ