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         第74回 
        「好業績銘柄」 
        先週好決算を発表した 
          銘柄がありましたので、 
        2銘柄ご紹介させていただきます。 
        【中国国際コンテナ(深センB 200039)】 
        同社は前年同月比 
          売上高  92.52%増 
          純利益 249.94%増と、 
          大幅増収増益を発表しました。 
        収益増の主な要因は、 
          2004年のコンテナ需要が旺盛だったことです。 
          生産量は約41%増、 
          販売量は約33%増でした。 
          また、純利益の大幅な増益要因は、 
          高付加価値製品の販売が伸びているためです。 
        先日(3/1)同社の株価は 
          大きく値下がりしました。 
          この原因は同社の大株主である、 
          招商局貨櫃工業有限公司などが、 
          非流通株である海外法人株から、 
          売却可能な流通株である深センB株に 
          中国国際コンテナ株を転換しました。 
        これにより3月3日から 
          売却が可能となるため 
          市場での「大量売却懸念」が 
          嫌気されたため下落しました。 
          しかし、そのような動きは 
          現在のところありません。 
        先週末(3/4)の終値は 
          21.00香港ドル、 
          1株利益は2.37元 
          (約2.23香港ドル) 
          PERは9.4倍 
          配当は0.5元の現金配当と 
          10割の無償増資の予定です。 
        【中海発展(香港H株 1138)】 
        同社も前年同月比 
          売上高25.4%増、 
          純利益80.1%増と 
          大幅増収増益を発表しました。 
          しかし、同社の株価は翌日 
          大幅安となってしましました。 
        これは大幅増収増益となったにもかかわらず、 
          配当を前年と同じ、 
          0.15元に据え置いたためでした。 
          市場は株主への還元を 
          求めているということです。 
        先週末(3/4)の終値は 
          7.35香港ドル、 
          1株利益は0.55元 
          (約0.52香港ドル) 
          PERは14.1倍 
          配当は0.15元の現金配当です。 
        これから企業はどのように 
          株主還元をしていくのか、 
          そして、投資家は株主還元を 
          積極的にする企業を見つけ、 
          投資をしていくことが重要になってきます。 
          これらは後々の株価にも 
      影響を与えてくるでしょう。  |