自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第134回
初訪問、マルディ グラ

<事前情報>
1.「東京最高のレストラン」でも
  注目の新店として取り上げられている。
2.ワインバーかビストロのような店
3.フライドポテトがなぜか有名
4.予算は、8千円はかかるらしい


<訪問結果>
立地条件

銀座の三井アーバンホテルの近く。新橋駅から徒歩で5分ほど。
地下にあり、間口は一人やっと通れる階段だけ。
目立つ看板がないので、見過ごしかねない小さな店。

内装
非常に簡素。
カウンターらしきものもありますが、使用していないようです。
小さいテーブルを数多く押し込んで客密度を上げています。
キャパは20名強でしょうか。
バールか洋風居酒屋、ワインバーの廉価版といった感じです。

雰囲気・スタッフ
隣とのスペースが充分ではないので、
ざわつきが気になる方には向いていません。
これが持ち味と言われればそれまでですが。
合コンではないでしょうが、
6人くらいの若い人のノリノリのグループ、
中年男性が会社の若い女性を連れてきているグループなどが
主役のようです。
マスコミへの露出度が高いからか、
この店の料理や雰囲気には合わないと思われる
「シャンパーニュ」をボトルで頼んでいるグループもあり、
客層はかなり広がっているようです。
ホールスタッフは2人。
要領が悪いのか、絶対人数が足らないからなのか、
満席近くなると客はかなりストレスを感じます。
テーブルウォッチングを
云々いうようなレベルの店ではないのかもしれません。
洋風居酒屋と考えた場合、
この雰囲気ではスタッフに声をかけて呼んでも
違和感を覚えないでしょう。

料理
アラカルトで前菜系とメインに分かれます。
ピンチョスに始まって、ニース風サラダ、水ナスのサラダ、
香草、温野菜を使った地元料理などバラエティーに富んでいます。
他にガスパッチョなどもあるようですが、
マスコミに宣伝されたフライドポテトは載っておりません。
こればっかり頼む人がいたのでしょうか、
ピーナッツオイルが足りないとのことで、
客を限定して出しているようでした。前菜の価格は1〜2千円。
ほとんどの前菜がオーダーと同時にサービスされました。
つまり、造り置きされているものだけのようです。
メインは、短角牛、無菌豚などの焼き物から、地鶏の煮込みなど
いずれも地方料理、ビストロ料理の雰囲気。
価格は2〜3千円。
洋風居酒屋料理としては、種類はこれで充分でしょう。
店の格から考えると、ちょっと高い気もします。

料理はワイワイガヤガヤして食べるにはぴったりのもの。
はっきりした味付けで、店や客層にマッチしています。
肉類もボリュームがあるので、
焼き加減は満足できるものになっております。
ただし、一人で前菜と焼き物両方を頼むと、
女性では苦しいでしょう。

ワイン
料理とはミスマッチかと思われる、
ノンヴィンのシャンパーニュが7500円。
まずまずの値付けで、スティルワインも小売の2倍弱です。
絶対額では5千円から1万円と、
料理と比較したら高いものが多いようです。
7千円くらいのワインを主体にしているようですが、
料理、店が混んだ時の雰囲気などを考えると、
もう少し安いワインを置いても良いと思います。
南西地方、ローヌ、ラングドックなどのワインで
早飲みの安いワインはまだまだあるはずです。

よってお会計は一人1万円前後となりました。
3人でしたが、ワインは1本、あとはグラスワインなり
他のお酒はショットで頼んだだけですから、
思ったより値の張る店のようです。

<結論>
1.マスコミ有名店で、人気もある。
  当日では入店できません。事前予約を。
2.料理はボリュームもあり、一品一品は高くなく感じるが
  トータルではあまり安く上がったとは感じない。
  雰囲気も含めて考えると、CPは良いとは思えない。
3.確かに近くに一軒ほしい店ではあるが、
  ワインの選択の問題や、最近は肉系の焼き物の店が流行で
  どこでも見かけるようになった。
  わざわざ目指して行くほどの店かどうか。
4.ポテトをメニューからはずしたのは、
  ボリュームがあるが余り高く値付けできないので、
  他の前菜やメインの売り上げの足を引っ張るからでしょうか。
  店名もすでにマスコミにも充分認知されたから
  「ウリ」をはずしても大丈夫と判断した、と
  かんぐってしまいます。
5.「ローブリュー」と同じく、
  2人より多くの人数で行かないと、ボリュームが多いので、
  色々な料理を楽しめません。


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