自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第299回
ワインの諸々 その20
ワインバーは盛況なの?

先日、「ワインバー」なるものに久々に行く機会がありました。
知人との食事の後、帰宅時刻にはまだ早かったので
案内してもらったのです。
ここのところ、友里として取材というかネタ探しのために
有名、高評価の「料理店」へ行くことは増えましたが、
反対に料理を主体としない「ワインバー」へ行く機会は
めっきりなくなりました。
もともとワインブームで、
この手のワインバーが数多く出店してきた時期からも、
そのコンセプトが自分に合わないようで
あまり行ってはおりません。

当時のワインバーは大きく分けて2つだったでしょうか。
ちょっと怪しい雰囲気、客の好き嫌いが激しい個性的なオーナー、
不明朗会計、レアワインは豊富、といった一見客は入りにくい店。
もう一つはまったく逆でして、リーズナブルな会計なのですが、
たいしたワインは置いていない店。
どちらも料理に期待できない点は共通です。

ワインバーなるものの情報を入手していなかったので、
この手の店はほとんど埋没、もしくは消滅してしまっていると
勝手に推測していたのですが、結構流行っていると知ったのです。

銀座の松坂屋の1本か2本入った中央通りに平行している通り。
知人であるライターは、「ワインバー通り」と称しています。
確かにビルの随所にワンバーらしき看板がでており、
飛び込みでドアを開けても満席でなかなか入店できません。
3軒目かでやっとカウンターが2人分空いていて座れました。
どの店も盛況なことに驚いた次第です。

その店はカレーを出すワインバーとして有名とのこと。
一昔前は、ワインに唯一合わない料理は「カレー」と
習った記憶があるので、時代の変化に驚いた夜でもありました。


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2004年5月9日(日)

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