自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第483回
高くてリピートは苦しい、鮨 かねさか 1

オークラの久兵衛にいた
同じような年齢の二人がつけ場に立つ
銀座8丁目の江戸前鮨屋。
雑誌やネットではかなりの評判です。
ビル地下にありますが、
店内は明るく清潔感があり、質感も良い。
入り口手前側と死角になる奧側に
コの字のカウンターが展開しております。
白木ではない赤めの強い檜のカウンターですが、
杉箸や器、つけ場内の包丁や調理器具など高級品の使用をみると、
事前に客に請求額の高さを認識させてくれます。
しかし、30歳そこそこかと思われる
主人の金坂氏が働いていた店が、
いくら有名店である「久兵衛」といっても、
銀座にこれだけの店を開けるだけの
資金を用意できたのでしょうか。
実家が資産家でない限り、
スポンサーの存在は誰でも気になるところです。

昼は5千円のお決まりのほか、お任せが1万円、
夜はお任せで2万円前後と聞きましたが、
この店は昼夜満席の繁盛店であります。
先生と呼ばれる自由業らしき方が
事務所の女性を2人つれて来ていたランチ時、
開店前のミーティングか、
クラブのママがお店の子を数人連れていた夜など、
この不景気の中、
銀座という立地を有効に利用している経営センスに脱帽です。

金坂氏含めてつけ場に立つ職人の若さ、
スタッフは女性を採用するなど
体育会系としない柔らかい雰囲気が、
セレブを自認する銀座の客に受けるのでしょうか。
そのクラブの馴染み客がママと店内で遭遇して
大声での会話が弾んでしまうなどの弊害はありますが、
運転手付き高級外車で乗り付ける客もいるなど
オープンから順風満帆な立ち上がりとなっているようです。

<明日に続く>


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2004年11月22日(月)

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