自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第488回
飲食店以外にも閉鎖した店があった、六本木ヒルズ

鳴り物入りでオープンした六本木ヒルズは、
実際うまくいっているのでしょうか。
最近は、プロ野球参入問題で話題になった、
「ライヴドア」と「楽天」の
2つの会社が入居しているということで、
TVなどで報道されていましたから、
明るい話題として宣伝になったようです。
今をときめく有名IT産業の会社がみな入居しているのですから、
イメージはアップしました。

しかし、オープンしてまだ1年半というのに、
明るい話題は少なかったと考えます。
7店舗出していたソーホーズが倒れ、
その上、青柳グループ3店の夜逃げというか閉店。
まさかこの短期間で
これほど出店してきた飲食店の経営が頓挫するとは
森ビル側は考えていなかったと思いますが、
実は飲食店だけではなく、
店舗も閉鎖していたのに私は気がつきました。

場所はハリウッド ビューティ プラザのB2です。
テイクアウトの「なだ万」や「地雷也」の奥に、
レトロな内装の大箱な雑貨屋があったのです。
店名は「ヴィレッジ ヴァンガード」
というものだったと記憶しています。
かなりのスペースに、
訳のわからないアメリカンテイストの雑貨が置いてありましたが、
購入客はあまり見かけませんでした。
先日通りかかったら、なんとシャッターが下ろされていて、
そのシャッターに何か絵が書かれていました。

早速ネットで調べてみたら、
高橋志野氏の壁画が完成したと
HPにはポジティヴの宣伝してありました。
実は、閉店した後の入居が決まらず、
シャッターを下ろさざるを得ないので、
緊急避難的に壁画家に依頼したのではないかと想像するのですが、
森ビルも結構見栄に拘っているようです。

あの地区は、人の動線を期待できないよどみ点のようなもの。
しかもかなりの大箱ですから、次の入店が決まるかどうか。
テナントとビル側の安易な計画の結果でしょうが、
わずか1年半で私が知る限り
4店舗ものシャッターが下りっぱなしの状態になってしまった
異常な光景。
残りのソーホーズの7店舗も
再生中で今後がどうなるか不透明ですから、
再開発ビルの問題点を一挙にさらけ出してしまった
この六本木ヒルズの事例を、
今後の安易な再開発ビルの建設に生かしてもらいたいと考えます。


←前回記事へ

2004年11月27日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ