自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第531回
レストランレビューのサクラ

私は行ったことのない料理店を訪れる時は
ネットなどで色々と事前に情報を得るようにしています。
仲間からの生情報が一番参考になるのですが、
それがない場合は
料理評論家、
フード・レストランジャーナリストたちの評価のほか、
一般客のレビューと評価で
ランク付けをしているものを見ています。
その中でも「東京レストランガイド」が
特に情報源となっております。

予算、店の雰囲気、料理内容などが
件の自称「プロ」と言っている方たちとは
違った視点で書かれているため、参考になる場合も多いのです。
しかし、中にはレビューを何百と書いている
セミプロのような方もいらっしゃる反面、
レビューが数件しかない人の評価までが
単純平均でランク付けしています。
あの「ザガット」と同じく
首を捻る実力以上の高評価の店もあるのは
仕方がないのかもしれません。

しかし、ほとんど知られていない
街場的な店のレビュー数が異常に多く、
しかも高評価だらけとか、不自然なものも見受けられます。
ザガットでも指摘されていますが、
贔屓筋が連携しあっての組織票の疑いがあるのですが、
それ以外にも個人レビューで
やはり不自然なほど料理に加えて
主人の性格まで褒めまくっているのも目立ちます。

サクラの疑いがあるなと思っていたのですが、
読者の方からのメールでその事実をしりました。
実名での告白でしたが、
勤めていた主人の要請で、最近評判が落ちてきた対策として、
サクラとして高評価投稿を要請されたというのです。
残念ながら店名を明かすことは、
ニュースソースを特定されてしまうのでできません。
現在は大変悔いていらっしゃいますが、
私はそんなに気にする事はないと考えます。
料理店経営者ならば誰でも思いつくその手法、
かなりの人が考え、何人かの人が実際にやっていると想像しますが、
読み手もそれを承知で割り引いて見ているものです。
平均点数だけではわかりませんが、
評価コメントを見ていればなんとなくわかってくるもの。

本来ならばもっと大掛かりなこの業界の
「サクラ」システムを問題にしなければなりません。
それはずばり現存の料理評論家、
フード・レストランジャーナリストたちです。
彼らこそが1番の「サクラ」といえるのではないでしょうか。
今まで友里が指摘し続けているように、
料理店や料理人と
利害関係、取引関係、個人的付き合いがある人が、
ヨイショ記事を書いているのですから、
これを「サクラ」と言わずして何が「サクラ」なのか、
しかしこの友里の遠吠えが世に届かないのが残念です。


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2005年1月22日(土)

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