自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第679回
ワインの諸々 61
京都にも安いシャンパーニュを出す店があった、ぷらむ

先日京都に出張に行った際、あの「村澤牛」を食べてみたくなり、
以前このコラムで取り上げたガイド本
そうだ!京都を食べに行こう」の著者である
京都の「ほんまもんさん」こと麻生玲央氏に
出してくれる店をいくつか教えてもらいました。
その中からの一つ、ネットのレビューでは評判がよかった
祇園の「びすとろ ぷらむ」という店へ
京都在住の知人と行った時のことです。

店名からフレンチを想像していたのですが、
まったくの私の早とちり。
カウンターの他、個室などがあるようですが、
ここは多国籍料理屋だったのです。
メニューの多彩さに驚いたのですが、
ステーキ、ハンバーグ、シチューといった洋食系から、
天麩羅、刺身、握り鮨にフグ、
そしてなんと雑炊やピラフ、韓国料理まで造っちゃっているのです。
まず東京でこのような奇怪なコンセプトの店を出したら
流行らないでしょう。
まったく拘りを感じませんから。
果たして、カウンターの他の客は、
3組とも同伴。勿論灰皿は最初から用意されています。
典型的な同伴専門店のようです。
我々は6500円の村澤牛ステーキを頼みましたが、
意外に同伴カップルのスポンサーである男性は3人とも、
ハンバーグなどわりと廉価なものを頼んでいるのにびっくり。
京都の男性は同伴でも見栄をはらない堅実な方が多いようです。

彼らがお約束のタバコを吸いながら何を飲むのかと
興味津々でみていたら、
意外にもシャンパーニュのハーフを頼んでいるではないですか。
1500円のハンバーグにモエのシャンパーニュ。
バランスが悪すぎるのではないかと
リストを見たらぶったまげました。
モエのノンヴィンが6千円。ハーフは3千円でしょう。
ドンペリが1万5千円と
希望小売価格相当の価格で設定されているのです。
勿論仕入れ値から考えて利益は乗せている価格ですが、
東京でもこれほど安い店があるかどうか。
充分な利益かどうかは別にして、
この価格でも
キャッシュフロー的にはまったく損はしていませんけど。
それが、店によっては9千円、1万円になるのですから奇怪です。
しかし、スティルワインが
シャンパーニュに比べて安く感じない値付けだったのが
またまた不思議ではありました。
シャンパーニュは同伴カップルの好みなのでしょうか。
確かにハーフボトルを2名で開ければ、
酔いもまわらず素早く飲み終え食べ終えて、
二人揃って店に駆けつけることができると思います。


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2005年6月19日(日)

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