自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第797回
伊勢丹イタリアンフェア 1
三越フェアとは格が違うか

10月5日から1週間近く、
新宿の伊勢丹本店で「イタリアンフェア」が開催されていました。
例年
春の三越が主催するイタリアンフェアへはでかけているのですが、
今年初めて私は伊勢丹のフェアへ出かけました。
しかも連休を入れて3日間も。

スペースはそんなに大きく取ってはいないでしょうが、
三越と比べると私は伊勢丹に軍配を上げます。
ワインの店も見やすく通りの両脇に並べられ、
かなり安いものが多く用意されています。
私が怒ったのは、
三越のフェアで1万円超で購入したレアワインと薦められたものが、
伊勢丹では7千円くらいで売っていたことです。
三越に入っていた業者にやられてしまいました。
オリーブオイルやドライトマトなど惣菜、
生ハムやパスタの業者も小さなインポーターでしょうが
数が多く選択肢もあると判断。
なにしろ食材の秋でして、
かなり大きなフレッシュのポルチーニ茸が売られていたのには
注目しました。
100グラム千円と高い食材でありますが、並んでいる人は多く、
私も良さそうなものを買って帰宅して
早速パスタと共にいただきました。
店で食べる調理には敵いませんが、それでもこの量には満足でした。

どうせフェアを開催するなら、
旬な売り物が並べられる秋ではないでしょうか。
もう少し秋が深まれば、ジビエや白トリュフも並べられたはずで、
関心のある客がどちらを選ぶか喜ぶか、
春先にする三越との戦略の違いが明らかです。

また臨時に誘致する飲食店の違いも明らかでした。
三越は、常連の「オチアイ」、「ヒロ」など
B級とはいいませんが、A級ではないAB級レベル。
しかし今年の伊勢丹では、
元3つ星の「マルケージ」がレストランを、
現在イタリアで最もおいしいと言われている
(私は行ったことないですが)
現3つ星の「レ カランドレ」が
クッキーなどスイーツや乾麺を出していました。
落合さんや山田さんには悪いですが、
本場のこれらのビッグネームとは比較にならないでしょう。
明日はその「マルケージ」で3日にわたって食べまくった感想です。


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2005年10月27日(木)

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