自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第807回
ワインの諸々 79
微発泡するワイン

フランスワインでも、
わりと北に位置する地方で造られたワインには、
微発泡するワインがあるとスクールで習ったことがあります。
発泡と言えば直ぐ思い当たるのが、
シャンパーニュ、スプマンテなどに代表される
スパークリングワインです。
ワインに炭酸を混入して発泡させるものもありますが、
シャンパーニュなど
瓶内で二次発酵させて発泡させる手法が有名です。
しかし、その二次発酵を意識してさせていないワインでも、
実際に舌先にわずかに微発泡を感じるワインを経験した事は
何回かありました。
しかし、最近はかなりの確率で
微発泡していると思うワインに当たる確率が高くなったと思います。
冷涼な地域ではなく、イタリアなどのワインでも感じるのです。
私見であり、思い違いかもしれませんが、
有機栽培とか減農とか、
ビオワインと呼ばれているものに多いと感じるのです。
白だけではなく、赤ワインでも
一口含むと舌先にチリチリしたものを感じるワイン。
先日もネットの無店舗販売で購入したイタリアの赤ワインが、
3本ともチリチリ感がありました。
保管その他で劣化しているものではないと思うのですが、
冷涼な地域のワインでないので味わいが濃いからか、
私はこの微発泡が苦手であります。

いいかわるいか意見の分かれるところですが、
酸化防止剤を入れないビオワインが幅を利かしてきています。
私はこの添加の有無、少量化が
微発泡に関わっているのではないかと思うのですが、
勉強不足で最近のワイン生産事情に疎くてよくわかりません。
どなたかおわかりの方がいらっしゃいましたら、
ぜひご教授賜りたいとお願い申し上げます。


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2005年11月6日(日)

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