自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第954回
ワインの諸々 99
友里も家ではワインばかり飲んでいる

私はよく
「無理に鮨や和食にワインを合わせるのはおかしい。
日本酒と言う最も相性がいい酒があるではないか。」
と主張しています。
わずかな例外はあるにしても、
鮨や和食にはビール以外は日本酒
(一時期焼酎を飲むこともありましたが今はやめております)、
中華には紹興酒、韓国料理にはマッコリを店では頼んでいます。

では、家では何を飲んでいるのか。
たまに読者の方のメールで質問を受けることがあるのですが、
週に何回か自宅で食べるときは
必ずビールの後はほとんどがワインであります。
家庭料理ですから、買ってきた養殖の刺身の時もあるでしょう。
当然ご飯も食べます。
ハンバーグなど肉料理だけではなく、すき焼き、水炊きなど鍋物、
そしてカレーに至るまで赤ワインを飲みながら食べております。
おいおい、
言っていることとやっていることが矛盾しているではないか、
と突っ込まれることを覚悟の上での発言です。

たいした理由はありません。
家にビールとワイン、
そしてわずかなモルトなどウイスキーしか
置いていないからであります。
好き嫌いはありますが、
日本酒にそんなに拘る性質ではないので購入する意欲が沸きません。
保管も面倒ですし。紹興酒やマッコリもしかり。
よってアルコールなしで食事をするのが嫌いな私は、
ネットで気軽に購入できるデイリー赤ワインを飲みながら、
生魚からカレーに至るまで食べているのが現状であります。

昔はワインに最も合わない料理の一つとして
カレーが挙げられていました。
記憶が正しければ、強いて合わせるなら
ローヌだったかラングドックだったか忘れましたが
その白ワインとテキストに書いてありました。
家に他の酒類の在庫があるならば、
刺身や押し寿司、
そして鍋など和食や中華に赤ワインを合わせることなく、
料理に一番相性のいいものを飲むことでしょう。
自宅でやっていることとは違ってしまいますが、
私の言いたいことは唯一つ。
「その店で料理にもっと相性がいい日本酒があるのに、
無理してワインを頼む必要はない」
ということです。
概して和食屋のワインは値付けが高い場合が多く、
CPの面からもおすすめできません。
しかし、
ワインに合うように料理を考えているという和食屋もあるでしょう。
「龍吟」など青柳系の店にその傾向があり、
値付けが安い場合や同伴者の要求で、
そういう場合はワインを飲むことがありますが、
鮨屋はいかがでしょうか。
「うちの鮨はワインにも合うようにしている」
という鮨屋を聞いたことがありません。
「寿司幸」は鮨にもワインが合うと言っていると記憶しております。
実際何回もチャレンジしましたが、
日本酒より合うとは思えませんでした。

今日はまったく取り留めのないコラム
(いつもそうだと突っ込まれそうですが)で失礼しました。


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2006年4月16日(日)

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