月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第21回
知っておいても損は無い「世界の春・夏モード」

ちょっと、今年の春夏モードの確認を、
しておきたいと思います。
春、夏のファッショントレンドも、
業界関係者は、「もう遅いよ」とおっしゃるかもしれませんが、
普通の方は今から洋服を購入されると思いますので、
知っておいても損は無いと思います。

●メンズの流行
 テーマ:ブリティッシュ ヘリテージ(英国の遺産)
     ビクトリア調スタイル
      (去年の秋・冬から引き続きの流行です)

 
メンズスタイルは、今季、3つのテイストに分かれます。
順にご説明しましょう!

1.スクールユニホーム
  イギリスの名門スクールの制服をイメージして下さい。
  カレッジボーイ(トラディショナルな大学生のイメージ)
  メンズの半パン、ハイソックスなど
  (ワッペン付きジャケット)

2.スポーツポリシー
  ベスト、カーディガン、ストライプ

3.アウト オブ アフリカ
  サファリジャケット、ミリタリー、アーミー系が
  主軸となりますが、あくまでも上質感にこだわり、
  イメージで言うと、最前線で戦う兵士ではなく、
  上官(指揮官)です。

  レザーベルト、襟なしチュニック

〈春・夏の色〉
・ホワイト、ベージュ
・ブルーコバルト
・グレイッシュなパステルカラー

*ベージュホワイト、パールホワイト、純白、シルバーに近い白など
一口に白といってもさまざまです。

女性の方は少し長くなりますが・・

●レディスの流行
テーマ:NEW EVA(新しい女性像が生まれる)

1.イノセンス
 A:無邪気さ(純粋な少女のイメージ)
   白、レース、フリルなどに代表される甘めのデザイン、
   子供っぽい感じ
 B:ロリータ(魅惑的な少女、大人びた表情を持つ少女)
   パステルカラー(※グレイッシュな)
 C:レースエフェクト
   手作り感(手編み感)、細身シルエット
 D:カントリーサイド
   花柄(小花模様が主流になりそうです)
 E:インペラトリック
   ハイウエストなデザイン(最近のファッション誌で見かける、
   胸の下で切り返されたワンピースなど)

2.グラフィック
 A:白、黒の服(コントラストのはっきりした服)
   ストライプ
 B:ビバ、イヤー
   65'のリバイバル
   (大胆な構成の大きな柄模様、ペイズリー柄の復活など)
 C:カラー
   大きな襟

3.スーパーモデル
  色白の華奢なモデルではなく、
  シンディー・クロフォードのような
  鍛え上げられた肉体を持つモデルのイメージです。
 A:デイスコミック
   ストライプ
 B:ボディ
   グラフィックなカットをした水着

4.ソフトグラム
 A:ハリウッドブライド(セレブの装い)
   盛装、白のウェディングドレス
 B:シルバースクリーン
   黒、シルバー、シャンパンゴールドの服
 C:ビックバックタイム
   大ぶりのバック (去年までの、小ぶりなポーチから、
   大胆に変化して、今年は、大きなバッグがシンボルに)

5.ニューミリアリズム
 A:ニューパラドックス
   バロック、装飾の対応


●ビューティトレンド

  妖精、ロリータ、ニンフをモデルに!

〈メイク…ナチュラルが基本〉
ファンデーション:光沢のある肌ではなく、白パウダーで色を消す
眉:しっかりした眉(太い眉)
  ブルックシールズの様な、本来の自分の太さに合わせる眉メイク
目元:長いまつげ
   人形のような太く濃いまつげではなく、長さのあるまつげ
リップ:マットな質感で、自然な赤みを出す
チーク:頬骨の上 血色の良さを出す
ヘアー:ロングヘアー
    まとめる時は、ピンや、ゴムが見えないように、
    結ぶのが今年流

*フランスロレアル社の資料を参考にさせて頂いております


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2006年3月25日(土)

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