月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第80回
小規模店の乱立

美容業界は、
いくつかの問題点を抱えています。
一つ目は、前回書かせて頂きました。
続きを・・

(2)美容バブルの際、急激に増えた美容師人口
数年前「美容バブル」と呼ばれる、
現象が起こりました。
スタイリストが、
テレビに出演する事も
珍しくありませんでした。
その結果
「美容師はカッコイイ」
と言う事になり、
急激に、美容学校に入学する
生徒さんが増えました。
増える事、そのものは、
業界にとって良い事なのですが、
マーケットが縮小傾向の業界にとっては、
過当競争の原因になります。
その急激に増えた美容学校の卒業生が、
20代後半に差し掛かり、
大きな不安を抱えています。

マーケットが縮小している訳ですから、
今までと同じ事をしていても、
お客様が増える事はありません。
しかも、バブルの頃に育成された
スタイリストは、
デビュー(カットをしだす)を
急がされていますので、
技術と経験が不足している事も
多々あります。

マーケットの縮小の中で、
担当のお客様が増えず、
結果、収入も増えない為、
仕方なく独立を選ぶ・・
結果、小規模店が過剰に増える・・
悪いサイクルに突入しています。

(1)社会保険の導入
業界そのものが「家庭内手工業」の
延長での営業だったからでしょうか、
(現在では、上場企業も存在します)
「社会保険」に加入していない
美容室がかなりあります。
業界では、すべての美容室が
「社会保険」に加入すると、
40%の美容室が淘汰されると言う、
見解さえあります。
しかし、お役所も、
本腰を入れていますので、
今後どうなる事か・・

業界紙にも多く、取り上げられています。

海外にお店があると、 
非常に助かるのが
「インターネット電話」です。
国際電話に頼っていたら、
どえらい金額が請求されます。


←前回記事へ

2006年8月17日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ