月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第138回
個人取得税、日本より高い???

中国に渡る日本人が、働き始めると
ぶち当たるのが、所得税の高さです。
もちろん、中国人と比べると
「高額所得者」になりますので、
ある程度の税金は
仕方ないのかも知れません。

中国政府の税金に対する考え方は、
「国民は、脱税したがる」
が基本にあるように感じますし、
「取れるところから、がっちり取る」
姿勢(基本方針?)も感じます。
中国で働く、日本人(中国人も)
サラリーマンに対する、
個人取得税には、扶養控除や
非課税扱いの項目はありません。

又、日本のように、年末調整や
確定申告での
所得控除(税額控除)もありません。
毎月々に給料から税金を引かれて、
それで終わりです。
そして、当然、累進課税となっています。
扶養家族がいる、
ある程度以上の収入がある方の税金は、
日本でのそれよりも、
はるかに高額となります。

所得税額=
(1)課税所得額×適用税率−(3)速算控除額
※(1)(当月給与額−(2)4800元)
※(2)外国人控除(免税)
※(3)税金から引いて良いサービス
たとえば、
給与が2万元(約30万円)の場合だと
(20000元−4800元)×20%−375元
=2665元(約4万円)が所得税となります。
ただし、中国では日本と違って
地方税(市県民税)の
個人負担がありませんので、
「そんなに変わらないのかな」と
思ったりもします。
日本も来年から増税ですしね!

中国では「火鍋」はポピュラーな食べ物です。
通常、真っ赤な、非常に辛いスープと
白い、辛くないスープの
コンビネーションになりますが、
このお店は、辛い唐辛子スープの代わりに、
「カレー味スープ」が入っています。
変わり鍋ですね!


←前回記事へ

2006年12月30日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ