月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第146回
最新の設備もソフトが無ければ死にます

日本と同じように、
中国にも美容学校があります。
もちろん設備は、日本の美容学校と
比べる事は出来ません。
しかし、最近上海では、
政府のテコ入れの元、
最新の設備を整えた、
美容学校が誕生しています。
教育内容は、カットだけではなく、
エステやメイク、ネイルまで網羅しています。
しかも、シャンプー設備は、
日本のタカラ製のものを使用しており、
お金も非常にかけています。
街中にある美容室の、ほとんどが、
従来の中国式シャンプー台を
使用している中、
これは画期的なことです。

しかし、中国にほとんど無い、
バックシャンプー
(後ろから洗うシャンプー台)
を導入しても、誰が教えるのでしょうか?
中国人スタイリストで、
バックシャンプーを
現場で経験している人間は
ほとんどいません。
その為、私が経営する美容室にも、
教育の依頼がありましたが、
店長(中国人)は、
「ギャラが合わない」の
一言で片付けてしまいました。

最新の設備を導入しても
ソフトが伴わなければ、
良い教育は出来ません。
良い教育が出来なければ、
せっかくの設備は死んでしまいます。

青島ビールです。
毎日のようにお世話になっています。


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2007年1月18日(木)

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