あなたの一枚に出会って下さい

第1回
虹をみて!

これからしばらくの間
皆さんをホノボノとした気分にできる画を
紹介していきます。
文章で長々と説明すると読み疲れて
ホノボノとした気分になかなかなれないんで
説明はホドホドにしときます。
とにかく画を見てホノボノして下さい。

趙龍観 「虹をみて!」

でもやっぱり説明いりますよね?
ちょっと説明させて下さい。
この画は中国の農民によって画かれている
「農民画」と言います。

中国の農民と言うと中国国内においても
あまり良い意味では使われません。
僕も中国での生活は短くありませんが、
何か変なことを言うと「農民!!」と言われ
馬鹿にされたもんです。
実際に農村地帯に行くと
ボロボロの服を着て、顔は日に焼け、
手もゴツゴツといった感じの農民達が多いですが、
そのイメージからは
とても想像できないような
すばらしい画を生み出してくれて
私達をホノボノとした気分にしてくれるんです。

今日の画は上海金山の
趙龍観という農民画家の画です。
この画の題は「虹をみて!」です。
ある村で雨上がりに空を見上げると
うわぁー綺麗な虹がでているよ!!と
村のみんなが喜んで虹を見ている場面です。
なんとも平和でホノボノとする一枚です。
川には鵜飼、その隣の船には
何だかよく分からない生き物が乗っていますが、
あれは豚らしいです。
農民画を描いた本人に確認しました。


- 農民画の販売をはじめました -

詳しくはこちらのページをご覧下さい。


2006年1月25日(水)更新
- このコラムは連載終了いたしました -

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■上田尾 一憲(うえだお・かずのり)
1976年2月広島生まれ。中国民俗研究家。
北京工業大学で1年、長沙の中南大学法学院で修士課程を2年。
現在、北京三全公寓の中国文物コレクター
“北京種字林有限公司”副総経理

■上田尾さんへのメールはこちらまで: uedao@9393.co.jp


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