第80回
名古屋ではお世話になりました
1月30日、名古屋のセミナーで講演をさせて頂きました。
ご出席くださったみなさま、どうもありがとうございました。
内田忠男氏の後の出番だったので、
みなさんお帰りになられるかと思っていたのですが、
なんとビックリ!ほとんどのお客様が残ってくださり、
私や日本アジア証券の
ベトナムに関する講演を聞いてくださいました。
改めてベトナムへの関心の高さに驚きました。
当日は150名の定員に対して、
230名程度のお客様がいらっしゃっていただいたようです。
会場は一瞬立ち見もできるほどの盛況でありました。
ご出席いただけなかった方や、その他の地域の方々のためにも、
私が講演した一部の情報について、ここに掲載させていただきます。
外国証券業者法の問題などで、
個別株や具体的な直接口座の開設などの話は
もちろん出来ませんでしたが、
私はこれから起こる国有企業の民営化の波について
お話いたしました。
特にベトナムの首相であるズン氏が各国有企業に対して
2010〜11年にかけて株式化していくことを命令しております。
首相の管轄する基幹企業が20社あり、
さらにその下に73社の準基幹企業があります。
首相はその企業を中心に、株式化の命令を出しているのです。
因みに首相が直接管轄する20社のうちの
主な15社を下部に記載します(※1)。
それらの企業の子会社や株式化及び上場状況については
後日もう少し詳細を述べますが、
いずれにしても、それらの企業群がここ1〜2年で株式化し、
3〜4年後に上場していくことが予想されます。
今、市場全体の時価総額が低い、
流動性が低いといったような話がありますが、
この状況はあっという間に変っていくことになるのではないでしょうか。
ハノイ市(旧名タンロン)が出来てから
今年が丁度1,000年にあたりますし、
5年に一度開かれる共産党大会が来年開催されます。
それに照準をあわせた経済政策が
どんどんなされていくことが予想されます。
ベトナムに関心を持たれている方におかれましては、
今年来年は絶対に目を離さないで下さい。
※1
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