■柳田洋・北京からの画像便り No.231 ■


新四合院

四合院(すーはーゆぇん)とは、
中庭を囲む四棟の建物で構成される、
北京の伝統的な建築様式であり、
そうした四合院に挟まれた路地を
胡同(ふーとん)と言います。
最近の北京では都市の再開発により、
四合院や胡同が姿を消しつつありますが、
こうした昔ながらの北京の景観を次世代に残そう、
ということで作られたのが、この新四合院です。
新四合院は、老朽化した四合院をリニューアルし、
設備を近代化させたもので、
写真の入り口の木戸も、なんとすごいことに、
カードキーをかざして入るようになっています。
北京の街のど真ん中ですので、
どこに行くのでも交通の便が良いですし、
四合院なのに、設備が近代化されていて、
セキュリティーも万全、ということで、
新四合院は昔ながらの北京の風情が好きで
北京に住んでいる外国人に大人気のようです。
近代的な高級マンションに住むのもよいですが、
こうした新四合院での生活も、
なかなか味のあるものかもしれません。

撮影日:2007年3月26日(月)
撮影:柳田洋


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