新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第49回
自分の右腕をさがせ

“自分の右腕になれるスタッフをさがしなさい”
邱先生から時折いわれる言葉です。

邱先生が毎年ヨーロッパ旅行をされていたころ、
親しい面々に旅行の企画を持ちかけると、
即答で「それはいいですね!行きましょう」と言う方と
「行きたいのですが、1週間も会社を離れるわけには、、、」
と言う方にきれいに分かれたそうです。
旅行に行けない人たちは、
“自分の右腕”になりうる人物がいない為
仕事に縛られてしまい、
お金はあっても自分の時間を
自由にコントロールできないのです。

右腕を育てる、または見つける努力を
惜しまずにする必要がある理由は、
もちろん自身の自由度を高めることにもありますが、
何よりも会社の発展には右腕の存在が必要不可欠だからです。

私も正直に申しまして、
中国全土が休みとなる大型連休でもない限り、
1週間も休みをとる自信はありません。
それどころか、ちょっとした出張でも
心配ごとがいつも頭をもたげてきます。
優秀な人材は当社にも何人かはいるのですが、
安心して任せられるレベルにはありません。
まだまだお互いの努力が必要な段階です。
それゆえ先月は、新店舗の出店や工場の移転が重なり、
本当に息をつく時間もない状況に追い込まれてしまいました。
頭には少しの余裕を持たせていないと、
自分でも情けないぐらい手配ミスが増えたりします。
自分の右腕。
この意味、存在の大切さを最近は特に感じています。

しかし、まずは自身が成長しないことには始まりません。


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2007年6月19日(火)

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