第26回
社会保障基金がQDII1号に向けて

QDII(指定国内機関投資家)は
純粋に中国マネーによる香港市場への参入です。
香港市場が期待なども含めて
多かれ少なかれ活気付くことは間違いありません。

ただし、中国当局には当局の考えがあります。
それを示したのが、2004年3月4日に発表された
社会保障基金の香港投資許可です。

全国社会保障基金理事会は、
国務院に直属する中国の
社会保障基金を統括する機関で、
2000年11月に設立されました。
社会保障基金の投資経営に関する政策の
決定と指導、管理に責務を負います。
2002年末の時点で総資産は1241億8600万元。

今までの中国の社会保障は、
社会主義の理念に基づいて、
国がすべてを面倒見るという体制でしたが、
高まる社会保障へのニーズから、
今後はその運営が課題となってきています。
その一環として、
株式市場への参入を通じた資金運営が
模索されてきました。

今までに、中国本土の株式市場への参入は
認められてきていましたが、
今回、方向性として、
海外として位置付けられる
香港市場への投資が認可されました。

今後、投資の方法や投資額などの
詳細な計画が策定され、
それが承認されれば、
実際に社会保障基金による
香港市場への投資が開始されます。

これが実現すれば、
実質的なQDIIのスタートとなります。

社会保障基金の香港市場参入は
今年後半になる見込みです。
この成功後、
中国国内の金融機関による
QDII申請が始まり、順次認可されて、
2005年あたりから
QDIIが本格化していくものと見られます。
段階的実施を旨とする中国当局らしいやり方です。

先にも触れたように、
当初のQDIIは投資限度額などで
制限が設けられる可能性が大です。
実質的な効果はまだまだ不透明ですが、
QDIIが2004年の相場を動かす要素となることは
間違いありません。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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