第62回
「電力株が好調」、大型IPO前に電力銘柄をチェック!

国家電力公司の
全額出資子会社である
中国電力国際有限公司(中電国際)が
株式上場を計画しており、
その時期が繰り上げられることになりそうです。

中電国際は
すでに上場申請を行っており、
6月には自社株推薦活動や
公募などを開始する予定で、
早ければ同月末から7月初旬に
上場する見込みだといいます。

中電国際の当初計画では
今年下半期(7−12月)の上場となっていましたが、
現在の市況で電力株が好調なことから
若干上場を早めるとのことです。

中国国電集団や
深セン市能源集団が
年内の上場を計画していますので、
大型電力企業のIPO(新規株式公開)が
続くことになりそうです。

「電力株が好調」とは
どういうことでしょうか?

中国株のいくつかの代表的な
電力銘柄を上げて簡単に解説していきます。
代表的な電力銘柄を抑えておくことで、
中国の電力業界や電力事情を概観、
今後続くとされる大型IPOに
注目できる環境を整えておきましょう。

中国株の中でも電力銘柄は
基本中の基本の一つともいえます。

「高速道路と電力は間違いない」
というのは中国株の格言ともいえます。

中国は現在までに深刻な電力不足です。
全国的、さらにはほとんど慢性的ともいえます。
経済成長に電力供給が追いついていない、
というのがスタンダードな解釈ですが、
当局が電力ニーズの成長を甘く見すぎていた
という側面もあるようです。

何はともあれ、
電力会社にとっては、
電力は「作れば売れる」状態です。
「基本的」には、
これ以上に恵まれた市場環境はありません。
この電力不足の状態ですが、
現在までの見通しによれば、
少なくとも2006年まで続くとされています。

−中国株電力銘柄主要6社の株価推移(2002年末終値=100、株価調整済み)−

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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