第68回
B株の電力銘柄とそれぞれの系列を整理

水面下で
政策的な動きへの準備が
進んでいるようですが、
まだまだ中国の本土市場は、
少なくとも外国人の目から見れば、
不透明感はぬぐえません。

外国人も購入できる
中国本土市場のB株の人気が、
日本においてもそれほど高くないのと
関係しているといえます。

前にもお話させていただいたように、
私は個人として
B株全般はまだいろいろな意味で
厳しいと見ています。
B株ならばH株のほうが
安心できると考えていますが、
もちろんB株の中にも例外があり、
有望銘柄はあります。
そうした有望銘柄は将来的に、
どのような政策的な変動があったとしても、
耐えられるだけの実力も備えているため、
安心感はあります。

そうしたB株の有望銘柄の中には
不動産や港湾設備などもありますが、
電力セクターもその一つです。

B株の電力銘柄は
上海と深セン合わせて
4銘柄あります。
深セン南山電力(2000037)、
広東電力(200539)、
浙江東南発電(900949)、
黒龍江省電力(900937)です。

このうち、
浙江東南発電は、
前回ご紹介した
五大発電グループの一角である
中国華能集団公司系です。
系列では、
華能国際発電(ファネンパワー、0902)と関係があり、
最終的な親会社が、
それぞれ中国華能集団公司となります。

また、黒龍江省電力は、
やはり同じく五大発電グループの一角である
中国華電集団公司系です。
やはりH株を発行して
香港で上場している
華電国際電力(1071)とは同じ系列会社で、
最終的な親会社が
それぞれ中国華電集団公司となります。

そのほか、
深セン南山電力(2000037)、
広東電力(200539)は
それぞれ広東省の電力会社で、
五大発電グループには属しておらず、
それぞれ広東省と
同省深セン市の電力政策を司る会社が
親会社となっています。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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