第69回
「電力の独立王国」広東省の不思議とは?

電力という切り口で見てみると、
広東省というのは
中国の中でも若干例外のようです。

中国の五大発電グループでは、
比較的すっきりと地域ごとの
住み分けができています。

中国大唐集団公司は、
大唐国際発電(ダタンパワー、0991)を
有していることから分かるように、
北京市を中心とした一帯や
湖南省、江西省などにも勢力を張っています。

中国華電集団公司は、
華電国際電力(1071)や
黒龍江省電力(900937)を有しており、
やはり山東省や黒龍江省、
江蘇省の一部などで事業を展開しています。

中国国電集団公司は、
湖北省や遼寧省、山西省、上海市、浙江省など
比較的分散しています。

中国電力投資集団公司は、
四川省や重慶市、山西省、
または河北省や天津市の一部です。

中国華能集団公司は、
浙江東南発電(900949)の浙江省をはじめ、
主力の華能国際発電(ファネンパワー、0902)が
展開している河北省、
福建省、江蘇省、遼寧省などが中心です。

こうみてくると、
五大発電グループが
事業を展開している地域を
ランダムに挙げても
広東省が一つも出てきません。

実を言うと華能国際発電は
広東省の一部で事業を展開している、
という例外はあります。
ただ、広東省でもスワトウなど
一部に限られ、
広州などの中心地では
やはり五大発電グループは
手を出していない、という具合です。

発電とは別で、
送電網を司る企業として、
国家電網公司と
南方電網公司というのがあります。
カバー地域としては
圧倒的に国家電網公司が広いのですが、
南方電網公司は広東省を中心とした
せまい南方部分を担っています。

広東省は例外であり、
むしろ、「電力の独立王国」的な
意味合いがあるのかもしれません。
次回以降、その広東省を
拠点とする広東電力(200539)と
深セン南山電力(2000037)という
二つのB株銘柄をご紹介いたします。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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