第72回
深南電−もう一つの広東省の電力会社とは?

B株の電力銘柄のなかで、
広東電力(200539)と同様、
「電力独立王国」の広東省で
電力事業に携わる銘柄に
深セン南山電力(200037)というのがあります。

規模としては、
広東電力と比べて5分の1程度(2002年売上高ベース)です。
広東電力が広東省全体の
電力事業を行っているのに対して、
深セン南山電力は
広東省の深セン市の電力事業ですので、
おのずと規模は違ってくるのは当然なのですが、
経営状況を見ると、
深セン南山電力も広東電力に劣らず、
B株の優良銘柄に数えられます。

深セン南山電力の一番の特徴は
香港資本が入っていることでしょう。
電力という最も基本的なインフラ事業に対して、
外資が参入しているのは、
今でこそ、徐々に見かけられるようにはなっていますが、
まずは異例といえるでしょう。
ちなみに、
深セン南山電力の設立は1990年で、
立ち上げと同時に
香港南海洋行などの香港資本が参加していました。

広東省が電力分野では特別視されていること、
深セン市が経済特区で、
あらゆるものの試験的導入が
容易であるということ、
また同市の香港との特別な関係、
あるいは、外資といっても香港資本であること、
これらの複合的な要素が重なり合って、
深セン南山電力の誕生が実現したといえます。

また、深セン南山電力は、
深セン市を基盤としながらも、
広東省のほかの市や
さらには海外への進出も盛んに行っています。

中国大陸の電力インフラ企業で、
海外に進出しているというのはまれです。
中国大陸だけで
大きなビジネスチャンスがあること、
政策との強い結びつきで事業が展開されていること、
などとかかわりがあるようです。

しかし、深セン南山電力は、
社名からも分かる通り、
基本的には深セン市だけでの
事業展開に縛られてしまいがちであること、
さらには、
香港資本が入っていることと
無関係ではないでしょう。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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