第162回
QFIIがテスト期間終了とも、本格導入で市場活性化

先日、QFII(指定国外機関投資家)が
制度として全面的に導入、
実施に移されるとの報道がありました。

QFIIは、中国の資本市場が
完全に対外開放されていない中で、
一部限定的に、外資に対して
市場を開放していく制度で、
QFII資格を獲得した外資金融機関は、
定められた限度額内で
中国本土A株などの取り引きが可能になる
というものです。

2002年11月にこの制度の試験的導入が発表され、
2003年5月に試験的にスタート、現在までに、
21社の外資金融機関がQFIIとして認定され、
その累計の投資限度額は27.25億ドルになっています。
日本では、野村證券が初期にQFIIに認定されており、
日興アセットマネジメントや大和証券SMBCなども
資格を獲得しています。

先日の報道では、
すでに2003年5月から2004年9月までの
テスト段階の状況や進捗などが総括され、
報告書としてまとめられて、
日本の内閣に相当する国務院に
上申されているといいます。
これが事実であれば、QFIIのテスト範囲の拡大、
あるいはテスト段階の終了及び
正式導入に近づいているといえます。

QFIIが大々的に導入されれば、単純に考えて、
A株に大量の資金が流れ込むことになり、
市場を活性化させることになります。
もともと、QFIIの試験的導入発表及びスタートは、
低迷続く中国本土のカンフル剤としても
考えられていました。

しかし、試験的なスタート直後から、
QFIIの資格申請する外資金融機関は多かったのですが、
実際に、積極的にA株投資を進める
外資金融機関は少なかったようです。
一応資格だけは取得しとくが、
情報開示などの不徹底や制度の不透明、
総じてハイリスク感が根強く、手控えられた、
というのが実情のようです。

当初は期待倒れの感が否めず、
市場に失望感も広がりました。
市場低迷に拍車をかける結果になる有様です。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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