第304回
デモに憤激、無理に中国株薦める必要なし

反日デモに関連して、
破壊暴力行為に対する中国政府の謝罪、賠償、
再発防止は当然としても、
やはり、われわれ日本人として、
中国に対する理解というのは、
いろいろな角度から試みなければなりません。
日中両国は、双方にとって
なくてはならない存在になっているのは
間違いありません。
これは、今後もそうでしょうし、
どのような事態があっても、
崩してはならない前提です。

あるユーザー(日本の方)から、
反日デモに憤激し、怒りを爆発した後で、
結論として、
「そのような国の株投資などできるはずはない」
というメールを頂きました。
冷静になって欲しい、とは思いますが、
無理かもしれません。
非常に残念なことではありますが、
中国株には当然リスクもありますし、
何よりも中国を理解する
という根気強さがなければ、
到底できない投資ではあります。
ある意味で、
日本人にとっての中国株の最大のリスクは
このあたりにあるかもしれません。
ともかく、スタート地点としては、
やはり、中国に最大限の理解を示すことが
中国株には必要であり、
少なくとも現時点で
それはできないということであれば、
中国株を無理にお勧めすることはないでしょう。

私としては、中国株は、
すでになくてはならない隣人である
中国を知る非常に良いツールであり、
うまくすればお金を儲けることもできる、
さらに中国の将来的な可能性に、実際に投資し、
ある意味で、「中国経済全体の株主」になれる
いいチャンスであると考えています。
その過程で、さらに中国のことに対する理解が
少しでも進めば、
それが日中両国のためになることであって、
日本人として、個人でも中国との友好を考える、
非常に良いきっかけとなるはずです。
私としては、その橋渡しが
少しでもできればと考えています。

ただし、やはり中国は
まだまだ未知なる国というほかありません。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2005年4月25日(月)

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