第350回
本土株レーティング、前回と比べて変動激しい?

業績レーティング、
続いて中国大陸を紹介します。
政策的な影響を受けて、
激しい高低を繰り返し、
基本的には下げ基調にある中国本土市場。
有力銘柄の憶測報道などが
そうした傾向に拍車をかけるなど、
突発的な自体も見られ、
総じて、投資価値が低いのではないか、
というのが一般的な評価かもしれませんが、
今回の下げ相場がむしろB株への参入、
あるいは買い増しのチャンスになりうる可能性は、
以前指摘したところです

中国本土のB株全110銘柄と
A株1300社とも言われる中から厳選した
有力企業30社を、
今回の業績のレーティング対象にしています。
全140社ですが、A株の特選30社は、
前回と比べて2社ほど入れ替わりがありましたので、
前回と比較可能な銘柄数は138銘柄となります。
ちなみに、A株は特選30社ですので、
原則的にすべて業績レーティングは優良なはずです。
今回入れ替えを行った二社は、
いずれもA評価となりました。

前回と比較可能な138銘柄の中で、
A評価は11銘柄、
そのうち、A株が4銘柄となっています。
入れ替えを行ったA株二社とあわせて、
A評価は全部で13銘柄、
そのうち、A株が6銘柄となります。
B評価は全部で34銘柄、
そのうち、A株が12銘柄です。

これらの中で、
前回B評価だった銘柄が
A評価となった銘柄は4銘柄、
そのうち1銘柄がA株です。
逆に、前回A評価だった銘柄が
B評価に下がった銘柄は2銘柄、
いずれもA株でした。
また、前回C評価だったものが
B評価となったのは13銘柄、
そのうち3銘柄がA株でした。
前回B評価だったものが
C評価に下がったのは7銘柄、
そのうち2銘柄がA株になっています。

前回とどう評価のものよりは、
やはり変化のあった銘柄に、
あらゆる意味で注目したいところです。
ただし、前回もお話させていただきましたとおり
データ処理、
あるいは統計上のトリックの可能性もありますので、
その辺を十分に押さえつつ、
次回以降、具体的な銘柄を紹介させていただければ、
と考えております。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ

2005年6月28日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ