第404回
中国でも薄型テレビ人気、ディスプレイメーカーに注目

日本でもフラット(薄型)テレビが人気ですが、
中国でもその傾向があります。

IT調査会社のDigiTimesは、
05年通年の中国市場における
液晶テレビの販売台数が、
04年の22万台から急増して
92万台を超えると予測するレポートを
発表しています。

市場調査会社の
賽諾市場調研公司(Sino)によると、
中国における2005年上半期(1−6月)の
フラットテレビ販売台数は37.6万台。
そのうち、液晶テレビの売上高は35.8億元で、
プラズマテレビの売上高は44.1億元ともされています。

すでに一定の市場に
なってきていることがうかがえます。
そのため、中国では、
ブラウン管テレビからフラットテレビへのシフトが
急速に進んできているとの見方が
多勢を占めていますが、
傾向としてはそうでしょうが、
普及状況や生活者の購買力などから考えて、
フラットテレビが主流になるのは
まだまだこれからでしょう。

ただし、中国ではすでに
フラットテレビの低価格化が
進行しているのも事実です。
現在、プラズマ42インチモデルと
液晶32インチモデルの平均価格は
それぞれ1万元、1.2万元とされていますが、
これが2005年末には
それぞれ8500元、1万元程度にまで
下がるとも言われています。
そうなると、単純に考えて、
企業業績にとっては、
短期的な爆発的普及に伴う
販売増は見込めるものの、
利益率の低下を招く結果になるのは見えています。

フラットテレビの根幹をなすのは
やはりディスプレイ、
ディスプレイという括りで見れば、
テレビに限らずデスクトップパソコンや
ノートパソコン、そのほか
いろいろなものに活用される
今後有望視される商材です。

しかも中国では、日本と比べて、
薄型、液晶という傾向が
非常に強いという特徴があります。
例えば、今後購入する
デスクトップパソコンのモニターは必ず液晶にする、
という中国の消費者が驚くほど多いことは、
いろいろな調査結果からも明らかです。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2005年9月12日(月)

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