第415回
1人あたり収入比較:中国移動 VS NTTドコモ

中国携帯電話業界最大手の
中国移動(香港)有限公司
(チャイナモバイル、0941)の
ARPU(1契約当たり月間平均収入)は
極めて深刻なほどに低下していることは、
日本のNTTドコモと比べてみるといいかもしれません。

中国移動とNTTドコモ(※1)の
2000年のARPU(※2)をそれぞれ100として、
その推移を見てみると、
NTTドコモが04年までに
83ポイントしか低下していないのに対して、
中国移動は42ポイントにまで低下しています。

つまり、この5年間ほどで、
NTTドコモのARPUが17%減にとどまったのに対して、
中国移動は実に
58%減となっているということがいえます。

※1:2001年3月期と2002年3月期はmovaだけのARPU、
   それ以降は、FOMAとmovaのARPU。
※2:中国移動は00年1−12月、
   NTTドコモは00年4月−01年3月、以下、それぞれ同じ。

契約件数の伸び率や売上、
株価の推移などもあわせて
比較したいところですが、
それでも、中国移動のARPUは
過剰に低下しているのは事実でしょう。

中国移動のARPUの減少率は、
00年、前年と比べて26%ほどの減少で、
01年はピークとなる、同36%程度の減少。
その後、02年が18%、03年が14%弱、
04年が7%と減少率は
年を追うごとには一応小さくなってきています。
しかし今後、もし年間7%程度に
ARPUの減少率が収まったとしても、
2008年までに累積で25%下がることになります。

仮に中国移動の加入件数が
2008年に5億件に到達し、
04年と比べて2.5倍(150%)増したとしても、
この計算だと、売上の伸びは、
単純に80%程度の伸びにとどまります。

売上が4年間で80%伸びると考えれば
すごいことだといえます。
しかし、加入件数は伸び率にして
倍に近い150%増えているので、
それにかかる設備投資や
カスタマーサービスにかかるコストなど
諸々考えれば、
利益が出にくい体質に
ならざるを得ないという見方が
できるのではないでしょうか?

−中国移動(チャイナモバイル、0941)とNTTドコモのARPU推移の比較−

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2005年9月27日(火)

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