目標は「中金」持ち!

第77回
法人組織にすると必要経費が認められる

それはそれでいいのだが、
サラリーは据え置きでも、また円高になっても、
日本では不思議なことに物の値段は容赦なく上がる。

なかでも、電車賃とか、タクシー代などの公共料金、
それから看護婦とか付添い婦とかお手伝いさんの賃金が上がる。
働き手が賛沢になって、
志望者がいなくなってしまったからである。

これでは年をとって身体が不自由になった人や病人は、
身のまわりの世話をしてもらうのに、
うっかりすると百万円では足らなくなる恐れが出てきた。

いっそこの際、
人件費の安い国に移住した方がいいのではないかと思うが、
医療設備が整っていないとか、
言葉が通じないともっと心配になる。

といって、日本のように給料が上がると
物価も負けずに上がる国では、
百万円の使いでは年と共に目減りする傾向にあるから、
同じ収入ではだんだん心細くなってしまうのである。

であるにもかかわらず、
「使えるお金が月に百万円は依然として
中金持ちの1つの基準である。
なぜならば、百万円が二百万円になっても、
あるいはそれ以上になっても、
享受できる賛沢の内容は
似たり寄ったりになってしまうからである。
もっとお金があれば、
もっと大きな豪邸に住めるかもしれないが、
使用人を雇うのも容易ではないし、
植木の手入れをしてもらったり、
落葉の掃除をしてもらうのにも余計な苦労がともなう。
これまで大邸宅に住んでいた人が、
年をとると住み心地のよいマンションに
引っ越しをしているのを見ても、わかることである。





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2014年5月7日(水)

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