“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第401回
小泉先生がうなった蕎麦

蕎亭大黒屋で14名の食文化分科会のメンバーが集まり、
いよいよ試食会が始まった。
料理は次の通り。

・蕎麦切りの素揚げ
・古川自家製唐墨の炙り
・蕎麦味噌
・せいろ蕎麦
・鴨鍋
・蕎麦掻
・蕎麦寿司
・蕎麦めしトロロ
・うどん

私が持ち込んだ自家栽培蕎麦を色々な形で提供して、
愉しんでもらおうという、
店主の菅野さんの気持ちが伝わってくる。
この日のためにわざわざ準備した日本酒は、

・宗玄 八反錦 純米無濾過生原酒
・秋鹿 山田錦 山廃純米無濾過生原酒
・悦凱陣 オオセト 純米無濾過生原酒
・白影泉 雄町 純米
・十旭日 雄町 純米無濾過生原酒H7BY

まずはビールで乾杯。
蕎麦切りを素揚げしたものをカリカリとかじりながら飲む。
次に持ち込んでいた自家製唐墨を軽く炙ったものが提供される。
これは日本酒と合わさないともったいない。
宗玄をまずあわせる。

小泉先生から、
こんな旨い唐墨は初めてだとお墨付きをいただく。
宗玄もとても旨い、唐墨によく合うと絶賛。
築地の仲買の方々からもお褒めをいただく。
私も人間が単純なほうなので、率直に喜んで、
塩漬けを極力少なくしてすむような、
いい鯔子を五島列島から取り寄せている旨をお伝えする。

そして、すぐに蕎麦味噌が提供される。
これは蕎麦の実(丸抜き)を炒って、
それを味噌とあわせたもの。
味噌自体を焼いてはいない。こ
れが、蕎麦を炙った香ばしさと、
味噌の香ばしさがよく合わさって、至福の酒肴となっている。
これも一同絶賛。

蕎麦の宴はまだまだ続いた。


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2006年3月13日(月)

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