“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第423回
浦和の快適な居酒屋

以前から存在は知っていたが、
なかなか行く機会がなかった
浦和の「和浦酒場」をついに訪問した。
浦和は通勤経路上にあるので、
いつでも行けるとおもいつつ、行きそびれていたのだ。
それが、ちょうど大学の我々の学科へ
新しく入る教職員の歓迎会をどこにするか
という相談を受けたときに、
幹事の先生に「和浦酒場」を提案してみた。
学科の先生方は私が赴任してきていらい、
本物の造りの日本酒のトリコになっているので、
それが飲めるということで、賛同していただいたわけだ。

浦和は大宮とは違って、
歴史を感じさせる町並みが大人の繁華街を感じさせる。
JR浦和駅を降りて、
線路沿いの西側の道路を北に向かって歩くと、
右側のガード下に「和浦酒場」を見つけられる。
カウンター数席に、テーブルが4卓の小さい店だ。
到着したところ、私が一番だったので、店長と少し雑談をした。
拙書「世界一旨い日本酒」の愛読者ということで、
本にサインをさせられる。
すぐに日本酒業界の話で盛り上がった。
そうしているうちに、先生方も到着して宴会が始まった。

行者大蒜のおひたし、自家製薩摩揚げ、合鴨ロースなど、
いい食材を使っていてオーソドックスな味付け。
派手さはないが、深みのある味わいで、食べあきすることがない。
これに、奥播磨、秋鹿、神亀などの燗酒がよくあう。
しみじみと飲み、しみじみと食べ、
ゆっくりとくつろいで話に花が咲く。
店員の応対も実に気持ちがいい。
当日は3名のスタッフが忙しく対応していたが、
お互いに仕事をカバーしながら、接客も丁寧で、
実にいい時間を過ごせた。

これで、宇都宮線沿線では、
東大宮の「東大宮工場」、
大宮の「あずま路」、
浦和の「和浦酒場」と、
帰りに寄りたい居酒屋が3箇所に増えた。


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2006年4月12日(水)

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