“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第518回
幡ヶ谷のイタリアン

アロマティカのパスタ場から独立したイタリアンの店が
幡ヶ谷にできたのが2年前。
近所なので、いつか行こうと思いつつ、
何故か行く機会がなかった。
店名は「ディリット」という。
イタリア語で真っ直ぐという意味。
やっと念願がかなって訪問してみた。

店は幡ヶ谷駅から徒歩10分。
6号通り商店街を延々と歩く。
社会教育館の信号を渡り、さらに、坂を下っていって、
六号坂交差点の先にディリットはある。
入ったところにテーブル席があり、
その奥がオープンキッチンのカウンター席。
さらにその奥にテーブル席と細長い店で、
一番奥のテーブルに通される。

まずは、グラススプマンテを注文。
コースが5000円とリーズナブルでそれを頼む。
最初の皿はアボガドの冷たいスープ。
こくがあって、切れもあって旨い。
中に入っていたトウモロコシがこれまた旨い。
すっきりとした甘みが心地よく、
瑞々しい食感がスープの濃厚さを緩和する。
前菜は金目鯛を湯引きしたもの。
刺身に近い生の状態で、皮目が旨い。
グラススプマンテがなくなったので、赤ワインに移る。
トスカーナの最高の造り手と評価されている
マッキオーレのロッソを注文。

次がパスタ2種類。
最初は魚介のスパゲッティ。
魚を焼いた香ばしさに幸せな気分になる。
次がトルテッリで、もちっとした食感が面白い。
そして、ここでスプーンに乗った一口シャーベットが登場。
まさに口直し。

メインは霧島豚のロースト。
上品で旨みのある豚だが、ちょっと火の通しすぎで、
食感がパサパサしている。
最後はドルチェとハーブティーを愉しむ。
ハーブティーは数種類のものを葉の状態で見せてくれて、
香りを嗅いだりしてそのなかから選択する。

アルキメーデのような凄さは感じられなかったが、
店の名前の通り、真っ直ぐな料理を低価格で食べることができ、
とてもいい店だった。


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2006年8月23日(水)

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