“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第560回
現地の極上食材も加わり、宴の開始

小樽から取り寄せた食材は、
胡桃亭の村上さんが
店の厨房で下ごしらえをしてきてくれたので、今回は楽。
昨年は魚を捌くところから準備をしたのとは大違い。
さらに、村上さんは、最近は渓流釣りにのめりこんでいて、
天然のカジカ、山女、岩魚、鮎を持ってきてくれた。
まさに、村上さんに感謝の一日だった。

ブロックを重ねて作ったBBQの竈と、もう1台BBQコンロ、
さらに、七輪と3個の炭焼き設備に火が入り、
炭焼きの準備が整った。
そこに、農家のTさんが登場。
どさっと置いたのが、猪肉。
定番のロースかヒレかと思ったら、
なんと、タン、ハツ、レバーと内臓まである。
それも、まだ小さいウリボーのものとのこと。

さらに、目の前のサツマイモ畑から、
ツルを引っ張って芋を抜いてくれる。
これはベニアズマという種類で、その名のとおり見事な紅色。
しかも、華奢な肢体で色っぽい。
馬頭地区の村おこしで、
焼酎造りを今年から開始するために育てているものだ。
乾杯はクレマンドブルゴーニュ。
カーブ・ボアドラングレのもので、
普通のモエ、ブーブクリコ、ランソンなどの
大手のシャンパンなどは目でないくらい旨い。

まずは、厚岸の牡蠣を生でいただく。
濃い味わいで胃のなかがすっと開いていく。
そして、焼き牡蠣がまた旨い。
クレマンドブルゴーニュの泡がいい感じに牡蠣と絡んでくれる。
そして、準備した日本酒も次々と開けていった。

今回は以下の銘柄を準備した。

 秋鹿「山廃特別純米無濾過生原酒 雄町」
 宗玄「純米無濾過生原酒 八反錦」
 鶴齢「純米無濾過生原酒 山田錦」
 神亀「ひやおろし 山田錦」

あたりは、だんだんと暗くなってきて、
村上さんが持参してきたランプの灯りが、
暖かくテーブルの上を照らすようになってきた。
そして、今日のメインともいえる
極銀鮭のチャンチャン焼きが始まった。


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2006年10月20日(金)

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