“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第660回
天然真牡蠣は3月が旬

牡蠣の旬は1月から2月と思っていたら、
天然牡蠣は3月に旬になるという案内を、
行きつけのレストランからいただいた。
養殖ものは天然に敵わないので、
産卵時期をずらして、2月までに食べるようになった、という。
これでは、食べにいかないわけにはいかない。
ということで、メディア取材拒否を20年以上貫いている、
新大久保のレストランを訪問した。

テーブルにつくと、お品書きが小さいカードにかかれて、
それぞれの席に置いてある。

◆千葉銚子産 メヒカリのフリット山桜の香り
  青森県奥入瀬産 天然タラの芽
◆鹿児島県蒲生産 早掘り筍 ソース・ゴルゴンゾーラ
◆高知県浦ノ内産 宮崎県高鍋産 天然マガキ 
  5種類のテーストで
◆鹿児島県串木野産 真鯛の軽いラグー仕立て
◆埼玉県東所沢産 春野菜たちのバプール
◆有機野菜たちのサラダ
◆デザート

早速、ドメーヌシャンパンでスタート。
最初の皿は赤い平たい形状で、
フリットとタラの芽が絵に描いてあるように映えている。
メヒカリは山桜の葉で巻いてあり、それをカラっと揚げてある。
口に入れて、パリっとした食感で噛むと、
まさに春の香りが溢れてくる。
その後にメヒカリの豊かな旨みが続いてくる。
シャンパンにとてもよく合う。
付け合せの天然タラの芽は、さっと湯がいてある。
オランディヌソースをちょっとつけていただくと、
こちらも春の香り。
これに、レストラン自家製のパン数種類がまた旨い。
このパンだけでも、どんどんシャンパンが進んでしまう。
春らしいフレンチコースはさらに佳境に入っていった。


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2007年3月16日(金)

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