“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第662回
第5回超美食会

毎回「超美食会」の企画を練ることは愉しみだ。
しばらくは、一度開催した店ははずして、
新しい料理屋で行うことにしているが、
店の大きさと料理と酒と全てが適切という店を選ぶのは
結構難しい。

そして、迷った末に、今回は料理屋ではなく、
貸しスペースで私が料理を作って提供することにした。
どこかというと、このコラムでも何回かとりあげた、
渋谷「岩盤浴カフェはぴはぴ」。
名前からは、怪しげな場所を想像し、
しかも、実際の現地ビルの入り口が
いかにも怪しい雰囲気が漂っているのだが、
そんな心配は無用。
台所がある、くつろげるスペースで
20名くらいまでは入店可能だ。

実はこちらのスペースで
夜に料理を提供しようと思っていたところ、
2月から夜はショットバーに貸すことになったので、
昼から夕方までの時間帯だけしか借りられない。
昼からだと、当日の準備が忙しいが、
前日に仕込みをなるべくして、
当日は簡単な準備だけで提供できる料理に限定することにした。
そして、色々考えたすえ、
まずは珍しいもので、本当に旨いものという判断基準で、
泡汁をご馳走することにした。
このコラムでも数回紹介したが、
日本酒のモロミタンクで発生する泡を集めたものを
粕の代わりに使った鍋。
まずは、一般人では食べる機会がないと思う。

先日、蔵元さんから送られてきた泡のうち、
まだ半分以上残っていて、それを冷蔵保存している。
おそらく、期日まで持つとは思うが、
劣化した場合は、
別な料理に変えることもありうることをお断りしておきたい。
鍋の食材も現在検討中で、
当日の仕入れの可能性なども勘案して、
泡に合う食材を選定した。
その他にも、旬の食材を使った料理を
何点かは作ろうと考えている。

日程は、4月15日(日)12:30〜開始。
準備の関係から15名程度を募集するので、
ご都合のつくかたはぜひ、参加申し込みをお願いしたい。


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2007年3月20日(火)

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