“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第663回
そろそろ花見

今年の冬は暖かかったと感じていたら、
3月に入ってからは、結構寒い日が続いている。
気象庁の桜の開花情報も最初の入力ミスは別としても、
気候の変動が予想外で、予測が結構難しいようだ。
いまのところ、東京千代田区での開花は
3月23日ということになっている。

今年の花見は、例年開催している
美食メイリングリスト主催の洗足池の花見が、
大学行事で残念ながら欠席。
しかし、大学の研究室の学生たちとの花見や、
東京の別なグループの花見、
そして、栃木県の仲間と宇都宮で行う花見の
合計4回は参加できそうだ。

東京と宇都宮では数日から1週間の開花の差があるので、
長い期間花見が愉しめることになって、ありがたい。
学生たちとの花見は昼間だが、
東大宮にある大学キャンパスの近くは、
この時期は割りと風が強いことが多く、
寒い思いをしたことのほうが多い。
それで、毎年料理は炭焼きをベースにする。
肉は学生たちが近くで仕入れてくるが、
桜を見ながら食べる焼肉は最高だ。
日本酒は、例年数本の銘柄を取り寄せて愉しんでいる。

宇都宮での2度の花見は、
同じ場所で昼と夜のダブルヘッダーの予定。
どちらも、もとの職場の知り合い関連だが、
違うグループで、それぞれまた違った酒肴に酒を準備するので、
バリエーションのある花見が愉しめる。
満開の桜のなかでの昼酒もいいものだが、
あたりがだんだんと薄暗くなってきて、
照明に桜が照らされるのが、またいい。
昼の桜は気分が最高に高揚するが、
夜桜はなんともいえない怪しげな美しさがなんともいえない。

そして、自宅近くでも
甲州街道に平行して作られている上水道あとの公園に
桜並木があり、一升瓶をぶら下げて軽く散歩がてら飲む酒も旨い。
花見となると、弁当をどこに頼むか、
または、自前で料理を作って持っていくか
という選択肢を悩むのも、愉しみの一つである。


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2007年3月21日(水)

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