“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第672回
花見に鮨屋のつまみ

今年の2度目の花見の宴は、
世田谷の公園で夜桜ということになった。
最初は、何か当日に料理の下ごしらえをしていって、
現地で調理しようかとも考えたが、
あいにくその日は昼間いっぱい重要な仕事が入ってしまった。

午前にはスウェーデンから、
自動車の安全技術調査のための訪日団が研究室を見学し、
日本とスウェーデンの技術連携などについて、意見交換の予定。
スウェーデン大使館からの紹介なので、断れない。
午後は、国土交通省自動車交通局が事務局を勤める
「先進安全自動車」の推進検討会。
こちらは、技術開発分科会分科会長として、
年度報告をする必要があるので、こちらも欠席はできない。
という状況のなかで、
最大限の美味しい思いを桜の下でしようと、
いろいろ考えたすえに、
新橋「しみづ」の持ち帰りのバラチラシが美味しいことを
思い出した。
それで、早速ご主人に連絡。
バラチラシと、「しみづ」や「久」で提供する酒肴も
一緒にお願いしておいた。

夜桜は冷えることが多いので、温かい料理も欲しいところ。
それで、定番の西崎ファームから、
合鴨燻製、バルバリー鴨胸肉、鴨のコンフィを取って、
鉄板焼きをすることにもした。
こうすると、「しみづ」の魚に合うのは、宗玄。
そして、鴨には秋鹿。
宗玄は、純米酒は米違いで、
山田錦、八反錦、雄町と三種類ある。
八反錦も独特の癖と魚がよく合うのだが、
山田錦のほうが深みがあって、飲んだあとの余韻が長いので、
こちらを選択した。
秋鹿は、今回は贅沢に山廃純米大吟醸を選択し、
燗ができるように準備もした。

ということで、これらの食材、酒、
それに、野外用コンロ、鉄板を持参して、
夜桜の花見を開始した。
夜7時頃に現地到着したところ、
桜は2割くらいの木が満開で、残りは5分から7分咲き。
満開の木の下はすでに別なグループが陣取っていたので、
7分咲きの木の下にセッティングをした。
そして、いよいよ宴が始まった。


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2007年4月3日(火)

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