“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第689回
至福のイタリアン「Bellini's」

速報で画像を紹介しましたが、
レキシントンで一番印象的だったレストランが、
このイタリアン。

ISOの国際会議がある週の初めの三日間は、
走行制御のワーキンググループの個別会議で、
そこに参加する日本からのエキスパートたちと、
一緒に行動することになる。
今回は総勢12名で、
レキシントンには小ぶりな料理屋が多いので、
早めに予約をしておく必要があった。
前日はアメリカ料理だったので、
今回はイタリアンを洗濯した。
その日の午前に電話を入れて予約完了。

店に到着したら、丸テーブルを3個つなげて、
我々の席を作ってくれていた。
ビールを注文する人も数名いたが、
こちらはスパークリングワインをスターターに選択した。
ワインは結構充実していて、カリフォルニアワインが魅力的。
ソノマのGloria Ferrer Blan de Noir1 を選択したところ、
在庫が1本しかないとのことで、
さらに、同じ醸造所のBrutを2本追加した。
Blan de Noirは濃厚な味わいで、甘口。
Brutはすっきりとした辛口で、ともに質は高い。
提供されたパンが甘みがあって、とても旨い。
これをオリーブオイルにバルサミコ酢を漬けて食べながら、
スパークリングワインを愉しむ。

今回は、前菜とメインはパスして、
スープにパスタだけ注文した。
スープは人参、ジャガイモ、葱などの野菜の具沢山のもの。
酸味がついていて、食欲がさらに出てくる。
そして、パスタはシュリンプとホタテの細麺のもの。
この海老が日本の車えびほど、
またホタテは2センチメーターくらいの厚みのある巨大なもの。
ホタテの火の通し方が絶妙。
海老も火を通しすぎておらず、
ガーリックにオリーブ風味が
ホタテと海老の旨みを包んでいて旨い。
麺はとても細く、口のなかで海老とホタテの味を残しながら、
舌に、喉に絡んでくる。
さらに、ミントが添えてあり、春の香りを漂わせている。

パスタに合わせて、
やはり、ソノマの赤ワインMatanzas Creek Merlot。
メルローらしい柔らか味のなかに複雑味もあり、
バランスがとてもいい。
メンバーも皆旨いと喜んでくれて、
和気あいあいとして会食は終了。
翌日から始まる国際会議の成功を予感できた。


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2007年5月10日(木)

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