“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第692回
帰国して和食三昧

成田に到着したのは昼過ぎで、
成田エクスプレスで新宿へ向かう。
自宅に戻ったのが夕方だった。
自宅での日本酒の在庫を見たら、
秋鹿生もと純米生原酒が2合程度残っている。
これでもどうにかなるとは思ったが、
もう1本笹塚の「マルセウ本間商店」に買いにいった。
買ったのは、悦凱陣「讃洲雄町」山廃無濾過生原酒。
2週間後にここの蔵を久しぶりに訪問することになっている。

妻がデパートで買ってきてあった刺身などと合わせて、
久しぶりの本物の日本酒を愉しんだ。
翌日はゴールデンウィークのなかの平日。
以前の自動車メーカーでは、
連休になっていたのが、我々の大学では授業がある。
平日も連休にしてしまおうという意見もあるが、
前期授業のコマ数を確保すると、
夏休みの始まりを遅くしなければならないので、
やむなく休日とはしていない。
通勤途中にどうして讃岐饂飩が食べたくなり、
十条で途中下車。
讃岐うどん『すみた』に寄った。

十条の商店街には、
最近では稀となった下町の商店の活気を感じさせる。
『すみた』はゴールデンウィーク中ということもあって、
家族連れも並んでいる。
20分ほどして店に入れた。
まずは「オデン」を注文。
大根、玉子、牛筋と選択。
芥子味噌との相性が抜群。
そして「梅おろしぶっかけ」を愉しんだ。
相変わらず「伊吹島産いりこ」でとった出汁が旨い。
これが、また梅干のアクセントで味が開いてくる。

そして、その日の夜は、
浦和の「和浦酒場」で学科の新人教員歓迎会。
ここは、宇都宮沿線で数すくない、好みの地酒を置いてある店。
酒肴も自然の食材でオーソドックスな調理法で好みだ。
天遊林「純米雄町」、秋鹿「山廃純米山田錦60%」、
秋鹿「山廃純米山田錦70%」、秋鹿「特別純米もへじ」、
奥播磨生もとなどを愉しむ。
帰国してから、
ほぼ毎日和食と日本酒を愉しむ生活がしばらく続いた。


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2007年5月15日(火)

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