中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第1389回
hiroffffさんからのQ(質問):私が感じた中国像

三全公寓に宿泊いたしました。
深夜にチェックインして、早朝、チャックアウトすると言う、
あわただしい宿泊ですが、
チェックイン、アウトとも日本語で暖かく対応していただき、
疲れた頭には最高でした。
(今度は、プライベートで宿泊します。)
今回の出張では、
山西省の発電所建設の電気回りの技術サービスで行きましたが、
私が感じた中国像(カルチャーショック)に
コメントをいただければ幸いです。

・ 文字の読めない人が少なからず居る。
WEBでは、03年の統計で、92%の識字率とありましたが
大都会を含めた値で、地方では、もっと低いのでは無いかと思う。
(現場作業員クラスでは、ほとんど読めない)

・ 人海戦術
何をするにも、人が集まってくる。
日本では、職人さんが二人程度でするような作業でも、
10人くらい集まってきます。
図面を読む人1名、図面の内容を指示する人1名、
作業員に指示する人2名、作業員6名といった具合です。
土木作業などは早いのですが、
ある程度の技術レベルの作業は、極端に効率が落ちます。


■QさんからのA(答え)

字の分からない人が、
あなたの考えているよりもたくさん居るかもしれませんけど、
中国の教育はそれを減らす方向にありますから、
少し時間がたてば問題にならなくなると思います。
そんなことでカルチャーショックになるんだったら、
中国よりもっと条件の悪いところがいくらでもあります。
もっとショックを受けるチャンスはいくらでもあります。

また現場に人がたくさん集まってくるということは、
それだけまだ仕事がないということですから、
悪いことではありません。
中国の物を作るコストが安いわけです。
それが今中国を世界の工場にしている基礎条件ですから、
あなたから見たらデメリットであるものが、
実はメリットとして生きるのです。
そういう現実を実際に認識して、
日本と同じ条件で仕事をしていないことをあやしまないで、
それをうまく活用することを考えて下さい。






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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ




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