中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第1619回
ホルダーさんからのQ(質問):これからの環境銘柄について

いつも楽しみに見ております。
最近A株へのIPOの動向により、金融株や通信株を始めとして
ミニバブル的な上昇をしておりますが、
私的にはこの状況を冷静に見ております。
私は中国株を始めた当初から、
中国の環境についてとても注目していて、
金威集団・中国水務・中国光大といった
環境重視の企業に中長期的に投資しております。

Qさんとしては環境銘柄についていかがお考えでしょうか?
あまりにも漠然とした質問で申し訳ありません。


■QさんからのA(答え)

中国の工業化が進めば環境汚染が進むことは
当然予想されたことで、
最近は中国の大都会も、主な川も汚れて、
今や環境汚染が中国経済の重要な問題になっております。
ですから去年から私は環境の銘柄に注目をと言っております。

ただしその場合、
環境銘柄は政府がお金を出して、
お役人が横滑りして経営している企業が多いので、
そういう会社は役所が経営しているのと同じようなものですから、
そんなに成長はしないと思います。
ですから先ず第一にお役所の主催する会社でないということ、
第二に、やっている仕事が一年間に少なくとも
50%以上は伸びるような実績をあげていること、
そして環境汚染ですから、
どうしてもある地域をベースに
そこだけやっている会社が多いんです。
例えば天津なら天津だとか、上海なら上海だとか、
そうではなく、全国的スケールで仕事を展開している会社でないと
大きくなれないと思います。
その3つの条件を備えている会社を探してください。

あなたのおっしゃった会社の中には、
まだ始まっていくらも時間が経っていないところ、
また、元々大した業績も無かったのが突然軌道に乗りはじめて、
去年に比べて何倍、何十倍、何百倍もの利益がある
という会社もあります。
利益そのものが米粒ほどの大きさしかなかった会社ですから、
今後順調に成長するかどうかを注意深く見守って下さい。






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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ




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