中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第1599回
モジミヨさんからのQ(質問):私の企業の見方はどうでしょうか

毎日、拝見させて頂いております。
何気なく上海に旅行して上海の発展に驚き、
中国株に投資して約4年が経ちました。
数年前の電力会社の上昇で調子に乗り、追加投資してその後の反落・・・
先生が話されているダメな投資家をなかなか卒業できません。

さて「次の成長株探し」に自分なりに色々と考えました結果、
コード:0981 「中芯国際」という銘柄を
取引先企業が優良企業な事・今後の発展・現在の株価
を考えて選びました。
この株が上がるか下がるかなどと愚かな質問はしません。
当方の企業の見方に先生がどう思われるかをお聞かせ下さい。

株価が大きく下がった時、先生が日ごろお話されている
「とにかく自分で見に行く」の言葉通り、
会社と妻に頭を下げて一人で数日間だけですが
北京に行ってきました。
工場見学は出来ませんでしたが
北京がまだまだ発展していく様子を見て、
塩漬けの電力株はその後、
思い気って損切りして素材株に切り替えて
現在は「プラス」に転じております。


■QさんからのA(答え)

おっしゃっている中芯国際は
台湾の人が台湾の政府に反抗して大陸に行ってつくった会社です。
私も見学に行って董事長さんに会ったことがあります。
事業はスケールの大きなもので、
もしうまく行ったら
それこそ株価が何倍にもなる可能性があります。
でもなかなかうまく行かなくて手を焼いているところです。
ですから塩漬けにする積りで持っているなら別ですけど、
もっと成長する会社はいくつも考えられます。
また電力株を持っていたのを素材株に替えて
少し儲かったということですけど、
素材株も電力株の二の舞をやる可能性はございます。
ですからあなたの目の付け方を見ていると、
大体ワンテンポ遅れているという感じがいたします。

素材株はおととし買えば結構値上がりをするのに
うまくぶつかることができたのですが、
いまからやるとなると、
原料を供給する方が値上げをして、製品がたくさんできて、
今度はその素材を使ってくれるところが、
素直に素材の値上がりをこなしきれない
ということが起きる可能性が濃厚です。
但し、全部の素材株が悪いと言うことではなくて、
でこぼこがでてきますので、
うまくそれを消化できる会社とそうでない会社を
選別する必要があります。






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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ




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