中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第794回
■Y
さんからのQ(質問):高齢者向け住宅について

日本の高齢化社会への移行に伴う
「高齢者向け住宅(医療付有料老人ホーム、痴呆者向けグループホーム、
 高齢者の低所得者向け住宅等々)」の供給について、
永年不動産関係投資を手掛けてこられたQさんのご意見は如何に?!


■QさんからのA(答え)

日本が高齢化社会に向かうことを前提とした財産対策については、
私は大体40年前から色々本に書いてまいりました。
一年経てば皆確実に一歳年を取りますので、
最近はそれこそどっちを向いても年寄りだらけ、
ということになってしまいました。
私はメシのタネはよそへ移転するけど、人間は残るから、
極端に言えば、日本国内では三度の食事と年寄りの面倒ぐらいしか
仕事は残らんよ、と言ってきました。
当然のことながら養老院もその中に入るし、
年寄りの人たちが住む建物はどういう具合に建てるか
ということも仕事として残っています。

かつて養老院を作ろうかと考えたこともありますけど、
年寄りの面倒というのはなかなか大変なんです。
聞くところによると、
年寄りが一番大切にしてるのは三度のメシですから、
年寄り向きの、それも冷たくないメシをちゃんと出すところは、
どこの養老院も流行っているということです。

今後、そういう面で工夫することはまだいくらでもありますが
自分のことだけ言わせてもらえば
そういう養老院に入らないで済む方法はないか、
ということが、年来の私の懸案でした。
そのためにはちゃんと面倒を見てくれる人たちに
充分なお金を払えるだけの立場にならないといけません。
つまり年を取ってお金に困らないためにどうしたらいいか、
ということは老齢化社会の最大のテーマだということです。






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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ




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