中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第1444回
デジャブさんからのQ(質問):二・三・五の法則

さわかみ投信代表澤上篤人氏の著書
『あなたも「長期投資家」になろう』に、
「銘柄を観る二・三・五の法則」が書かれていました。
要約すると、企業は外的環境によって刻々と変化するので、
投資銘柄を決定する際、
企業自体のリサーチに用いるのは、労力全体の二割をあてる。
企業のおかれたビジネス環境全般の調査が三割。
残りの五割は、その企業が将来、
経済の大きな潮流の中でどのように事業展開していくかを推論。

私のモットーは、
成長国の成長産業のメイン企業への長期投資です。
つまり、まずは、投資先の国が経済の成長段階にあるか、
企業が成長産業に属するか、
その業種のトップ企業かなどを銘柄選択の基準にしており、
「二・三・五の法則」より、
企業のおかれたビジネス環境をより重視していますが、
邱先生のお考えはいかがでしょうか。


■QさんからのA(答え)

他人の本に書かれていることは
どうなんだと聞かれても困ります。
あなたがそれでいいと思えばよろしいんじゃないでしょうか。
成長株買いという考え方は、いまから40何年前、
当時の人たちがみな相場で物を考えたのに対して、
実はそうじゃなくて成長が大切なんですよと言って
私が株をやっている人たちに披露した新しい考え方でした。
でもそんなことは今日では常識です。
日本の国は成長経済が終わって
成長株も少なくなってしまいました。
ですから成長株の多い中国株に目を付けることを
おすすめしたんです。

成長株に対して、
人それぞれのものの見方がありますから、
当然意見も違うと思います。
ですから、あなたが理解のできる人の考え方を受け入れて
それを自分の血とし、肉としておやりになれば
よろしいと思います。






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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ




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