中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第848回
HさんからのQ(質問):中国の原子力発電について

いつも楽しく拝見させて頂いております。
先日、新聞で中国国家原子力機構が、
稼働中9基と建設中2基の計11基体制から
原発27基の新設を発表した。
現在、大半が石炭燃料の火力発電で賄われ、
原子力は約2%に過ぎないが、
中央政府は、エネルギー効率が悪く
環境負荷の大きい石炭火力を廃し、
原発や高効率のガス火力発電所の増設を急ぐとありました。

私は現在、華能国際電力の株をもっていますが、
いずれ石炭から原子力へと移行していくと思っています。
今回発表され新設することになった原子力発電所は
どの企業が運営するのでしょうか。

わかることがあればお教え下さい。
先生、よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

いま中国で上場している電力会社は
いずれも火力発電の会社でありまして、
それなりにちゃんと石炭を使って
電力の供給をして成り立っていると思います。
原子力発電は難しい仕事だし、
スケールの大きな、資本のたくさんかかる仕事ですから、
国家的プロジェクトとしてやる以外に方法がないし、
株を公開するところまでまだ来ておりませんので
国営事業とお考えいただいたらいいと思います。

あなたがお持ちになっている株は
電力会社の中でもちゃんとした会社ですから、
むしろ原子力がどうなるかなんて考えるよりも、
自分のお金で買える範囲の中で
どうやったらお金が儲かるのかということに頭を使って下さい。
出来ないことについて色々勉強したって仕様がないと思います。






−好評発売中 −

お金をちゃんと考えることから
逃げまわっていたぼくらへ


学校で教えてくれないことが3つある。
ケンカとセックスの仕方、それとお金との接し方である。


著者:糸井重里・邱永漢
出版:PHP文庫
定価:600円(税込)



過去の質問を検索





過去記事より掲載

これ以前の記事はこちらからご覧ください


■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ




ホーム