第43回
■ GさんからのQ(質問)

ペイオフ延期等、銀行と政官癒着の構造から
不良債権処理が進まないことが大きな問題になっている昨今、
Qさんは、この銀行の不良債権処理について、
どのような所感をお持ちですか?
ピーター・タスカによれば、この不良債権処理が終わらない限り、
この日本のデフレ不況は半永久的に終息しないとのですが、
Qさんのお考えをお聞かせください。


■ QさんからのA(答え)

いま銀行の不良債権が問題になっておりますけど、
銀行の不良債権がどうして発生したかを考えると、
経済が悪くなったからなんですね。
経済がよければ銀行には不良債権なんか発生しないんです。

ですから、銀行の不良債権だけ処理しても、
経済がきちんと立ち直っていなければ何の意味もなさないんです。
日本の政府は、銀行の建て直しに力を入れるよりも、
日本の経済の建て直しに力を入れるべきじゃないでしょうかね。
銀行のところだけを見てものを考えるのは間違いと思います。

じゃあ、どうやって日本の経済の建て直しをするかということになりますと、
いま日本が遭遇していることは歴史上かってなかったことなんですね。
恒久化するデフレとグローバル化の中で
どうやってや生きて行くかということですから、
相当思い切った発想の転換をやらないと出来ないことだと思うんです。

たとえばいまは消費が不足しているのですから、
お金を使うことを奨励し、お金を使わなかったら税金でとるくらいの
思い切った政策が必要でしょうね。
政府がそれをやらなかったら、
自分が日本から逃げ出すのも一つの方法ですよ。


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