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■ ＱさんからのＡ（答え）
『一番悪い時が、一番のチャンス』という本は、
数年前に書いてベストセラーになったものでありますが、
これは今もそのまま通用するんじゃないかなと思っています。
と言うのも、バブルのはじけた後の低迷はそのままずっと続いており、
その中で自分がどうするかを考える時期であることに変わりはありません。
ただ、それをどういう具合に受けとって、
どういう具合に実行に移すかということになると、
それぞれの人の立場もありますし、その人の年齢もあります。
55歳というお話ですが、
50代になってから独立して仕事をして成功した人はあまりおりません。
ことにサラリーマンを長い間やってきた人なら、
上から与えられた仕事をこなすことが出来ても、
自分で仕事を創り出していくことが出来ないんですね。
そのために、ほとんどの人が守りの姿勢になってしまうんです。
もちろん、いまは世の中の変わり目で、選手交替の時期です。
大半の仕事がダメになりますので、
それに代わる新しい仕事が生まれてきます。
昔の下宿屋がワンルーム・マンションに、
宿屋がビジネスホテルに変わったように、
時代が変わるとおんなじ仕事でもやり方が変わります。
いまはスーパーや安売り屋が潰れていますから
その次はどうなるのか考える時期にきています。
そういう意味で一番のチャンスだと言ったのです。
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