第67回
■フォレストさんからのQ(質問)

毎日、楽しみに読まさせていただいております。
先生は「もしもしQさんQさんよ」 第937回で 
不動産投資の難しさについて述べておられました。
それを読んで、わたしの祖母が
「アパート経営は修繕にお金がかかって、ちっとも儲からん」と、
いつもこぼしていたのを思い出しました。
わたしも少し土地(古い建物が建っていますが)があるので、
アパート経営はどうかな、などと考えていました。
しかし最近、アパートやマンションや駐車場がやたらと目につきます。
少子化という問題もあります。
これでは将来は空き部屋ばかりになるのではないでしょうか。
そして、賃貸料も低下して、下手をすれば採算が合わなくならないでしょうか。

アパート経営は有望かどうか、ご教授くだされば、幸甚に存じます。
末筆ながら先生のご健康とご活躍をお祈り申しあげます。


■QさんからのA(答え)

最近は不動産の具合も悪いですから、
不動産を持っている人はみなさん同じ問題で悩んでいると思います。
当然、不動産の値段も下がるし、修繕にもお金がかかるし、
やっと貸したらそれが出て行ってしまって
また空家になっちゃったということも起ります。
これは不動産だけに起っていることではございません。
株価も具合が悪くなっておりますし、
現金で持っていても利息はつかないし、
利息がつかないどころか銀行がつぶれるんじゃないかと
心配しなければならないということも起こっています。
ですから、今ご心配になっていることは
実は不動産だけに起っていることではなくて、
経済界全体に起っていることなんです。
それをどういう具合にして守っていくかということは、
自分が細心の注意を払って、
卵を一つのお盆に全部載せて運ばないことです。
財産三分法というのは昔からある考え方ですが、
どんな形で財産を持っていても危いというのは
いまにはじまったことではないんですね。


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