第89回
■トモさんからのQ(質問)

「ほぼ日刊いとい新聞」のころから、拝読させて頂いております。

今回、伺いたいことは、香港でのラーメン店経営に関してです。
私の友人は地方でそこそこ繁盛しているラーメン店を営んでます。
そのラーメン店の香港店を開けるかどうか、思案しております。

弟は以前5年間、香港に滞在していたのですが、
彼の話では、中国人にも日本のラーメンは受けるはず、
日本人の駐在員も20000人いるのだから、
ラーメンがおいしければいけるのではないかと申しておりました。
本当は発展していく上海でやるのが面白いのだろうけれど、
最初は税金も少なく、
送金も簡単な香港で試してみてはどうかとのことでした。

Q先生はどう思われますか。


■QさんからのA(答え)

ソバ屋さんの話と重なりますが、
この頃はラーメン屋なら簡単にできると考える人が多いようですね。
と言うことは、この商売は難しい商売ですよと言うことなんです。

日本のラーメン屋が香港や台湾でブームになっていることは、
私も本に何回も書いたこともあります。
ラーメンはもともとは中国から始まったもので、
ちょうど自動車がアメリカから始まったけど
日本人がそれを真似して作って、
逆にアメリカを攻めることができるようになりました。

それと同じようにラーメンも中国のもので、
戦争中に兵隊で行った日本人が
休みの日に行って食べた物だと思うんです。
それを持って帰ったのが札幌ラーメンで、
私も前に札幌ラーメンに行って、うちのカミさんと二人で見て、
「おや、これは中国の作り方だな」と感心して、
本人に「これ、どこで覚えたの?」と聞いたら、
「兵隊に行った時に覚えたものです」という話でした。
それが日本で定着をして、日本全国それぞれの土地で、
博多ラーメンもあれば札幌ラーメンもあって
色々とできたんだと思うんです。
それが今度は、中国や、香港や、あるいは台湾で商売になっています。
しかし、それは日本人を相手にしていたのでは商売になりません。

よその国に行って店をひらく時、
日本はすぐそこにいる日本人を相手にしたがりますが、
それは間違いで、
その土地の人に食べてもらえるかどうかで勝負がつきます。
日本料理屋がよその土地に行ってもあんまり繁盛しないのは、
そこにいる日本人だけを対象相手にしようと考えるからで、
上海に行っても、パリに行っても、
その土地の人に食べてもらうためにはどうするか
工夫することからはじめるべきだと思います。


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