第95回
■ロバートさんからのQ(質問)

アメリカ在住のロバートです。
毎回楽しみにしております。

また、マスコミが英語ビジネスを取り上げています。
まだまだ、英語をマスターしたい強い願望を持っている人達が
多い証拠でしょう。
では、<何故、日本人は英語をマスター出来ないのでしょうか?>

私は今年で米国に在住して約25年になります。
日本で6年以上英語教育を受けてから米国に移住しました。
それでも英語を習得するのに苦労し5年位掛けて、
やっと身に付けた覚えがあります。
しかし、娘が生まれ、言語学習を体験した時、
これは「頭の良し悪しでは無かった」とはっきりと解りました。

「日本の英語教育の問題だ!」と実感出来ました。
そして、その問題点を追求すると<答え>は直ぐに判明しました。
問題は<学習年齢と学習法>でした。
これが、私が<幼児英語と学習法>に
取り組む切っ掛けになりました。

米国の脳科学者は第二外国語の学習適齢期は、
3歳から6歳前後と発表しました。
日本の言語学者もこの時期が、
言語学的に適齢期であると実証しています。

こうした科学的根拠に基づいた<幼児英語学習法と教材>の販売を
幼稚園・保育園・学習塾などの学園及び
教師を対象に販売を考えています。
市場性並びに将来性に関するご意見を頂ければ、幸いです。


■QさんからのA(答え)

アメリカに25年も住んで
英語を覚えるだけでもだいぶ苦労されたことでしょう。
今度は逆に自分の子どもさんの英語の勉強からヒントを得て、
子どもに教える教材は売れないかとお考えのようですが、
自分だけがそういうことを思いつくと考えないで下さい。

どこの国の人だって、
人に教えられて言葉を覚えるわけではありません。
自然に覚えてしまうんです。
それも子どもの時に覚えるに決まっています。
大人になってから覚えるのと違うと思うんです。
日本の子どもに教える場合もそれは同じでしょう。
従って、日本の子供にだけ通用する語学の教え方が
あるとは思えません。
問題はむしろオトナに教える場合です。

私のところでは、中国人に日本語を教えてますけども、
教えている日本人で日本の文法なんか知っている人は
ほとんどいません。
ところが、中国人の先生は全部それが分かるんです。
理屈で覚えようとすると、
途端に文法から入らなければならなくなるのです。
そうは言っても、現物を見ていませんから、
私の推測が正しいとは言えないかも知れません。
文法から入らないですむ語学の教え方があるとすれば、
日本で英語の教育をしている塾がいくつもございまして、
大きいのは年に200億円以上も収入があって、
先生だけでも5千人とか7千人とかいます。
子どもを教える、そうゆう塾の経営者と相談されるのが
良いと思います。


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