第124回
■Ｙ．ＫさんからのＱ（質問）：この銘柄はどうですか？

人生の偉大なる大先輩でいらっしゃる邱先生のお知恵をお借りしたく質間させていただきます。
私も先生と同様、これからの中国はマイカーとマイホームの2つの爆発的なブームが、それらの関連株に多大な影響を与えるものと大きな期待を抱いています。
そこで自分なりに、銘柄の選定をしてみました。

（１）マイカー関連として、3大自動車はＡ株であり、まだ外国人は買えないので、広州本田の親会社の「デンウエイモーターズ」、高速道路株の「ゼイジャンエキスプレス」や「江蘇エキスプレス」、自動車のガラスメーカーの「上海ビルキントン」、先日船舶での自動車輸送で日本郵船と提携した「中遠太平洋」、自動車用鋼板で新日鉄と提携した「上海宝山鋼鉄」等です。

（２）マイホーム関連としては、「万科企業」、セメントメーカーの「華新水泥」「安徽コンチセメント」、建材メーカーの「上海フイリー建材」、ガラスの「上海ビルキントン」等です。

以上、Ｂ株や香港株から選定しましたが、考えかたや銘柄でこれはちょっと違うというのがありましたら、またより良いお考えがございましたらお教えください。

■ＱさんからのＡ（答え）

中国の株について、よく研究されていますね。

どの株を買うかというよりも、中国の社会がどのように変化して、どの商売ならお金が儲かるかが、頭に入っていることが大切だと思います。

私が株について書く場合も、どの株が良いかということよりも、今どんな産業に日が当たっており、どのようにお金が動いているか、ということを重視します。

株の高い安いにこだわるよりも、その株がお金の通り道にいるかどうかを見極めることが大切です。その点では、あなたがざっとあげられた銘柄はいずれも的を射ていると思います。 ですから、私に聞かなくともうまくやれると思います。

ただ原則として、買った株がすぐに値上がりしないでも、配当収入がきちんとあって、定期預金の利息よりも有利であれば、我慢して持ち続けることができますから、その点も考慮に入れておくことをおすすめします。

今年はどうぞいい収穫のある年になりますように。