第126回
■山本芳裕さんからのQ(質問):何を目安に株を買えばいいの?

邱先生、いつも書籍や連載で貴重なお考えを披露していただき感謝しております。

私は、中国株投資を今世紀最大にして人生最後のチャンスと捉え勉強中のものです。もし、先生が「そんな国への投資は危ないだけだから止めておきなさい」と言われていたなら、恐らくやっていないと思います。

そこで、質間させていただきたいのですが、先生は、中国株は安値で買うようにしなさいと仰ってますが、判断の基準としてPER、チャート等なにを目安に考えればよろしいのでしょうか?

例えば、チャートでは右肩上がりの途中でもPERは割と低いのがあれば、逆に「リクカシ開発」のように高値から2分の1に下がっていても、PERで100倍というのもあります。株価は他のと変わらないのに、100倍では買わないほうがいいのかなとためらいます。

知識不足で未熟な若輩者にご教授ください。


■QさんからのA(答え)

あなたがご質問なさっていることは、中国株についてというよりも、株全体で何を基準に判断すれば良いのか誰でも迷っておられることです。

会社によっては、中身はいいけど、配当が無い、あるいは低いという場合は、当然、株価収益率(PER)も低いということになります。

逆に、ちゃんとした配当がある割には株価が低い場合は、その反対のことが起こります。

株の勉強をすると、株価収益率(PER)やチャートが、つい気になってしてしまいますが、実はどれもあまり当てにならないんです。

私はチャートをほとんど見ません。チャートは昔起こったことであって、昔起こったことが将来も必ず起こるのであれば、年寄りの方がうんとお金を持っている筈です。でも、そんなことはありませんものね。

したがって、それらは参考資料のひとつであって、究極の判断は自分でおやりください。

株式投資も人生と同じように、運に左右されることが多いものです。そんなに良いことばかりであると思わないで下さい。


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