第142回
■野澤雄一郎さんからのQ(質問):建設業界で生きていくには?

昨年の夏の、中国視察団(敦煌経由上海)に参加させていただいた野澤です。

私は,建設業の中の専門業者といわれている、
いわゆる,ゼネコンの下請けで専門的な工事施工を行っている、
零細企業の経営者 です。
昨今の建設業界の不況風のあおりを、もろに体に感じて,
私自身、会社の資金繰りに追われ、
本来の営業がおろそかにもなりかねない状況です。
ものをつくりあげていくことにはとても喜びを感じますし,
完成したビルや高速道路を見ると、とってもうれしくなります。

建設業というのは,元来地場産業であり,
地域地域に根付いて飯の種を得ていけるものと考えておりますから、
今後も、この仕事を続けていこうと考えておりますが、
今までどおりではいけないだろうも思っています。

今後日本の土建業界で生きていくには,どのような発想が必要でしょうか?
それとも、もう見切ったほうがようでしょうか?
考え方のヒントがあればご教授ください。


■QさんからのA(答え)

おっしゃるように建設業は地場産業です。

日本のゼネコンも、日本で行き詰まるまでは海外工事は売上げの1%か2%しか占めていませんでした。

日本の資本が海外進出をするようになってからやっと資本について海外に行ったのです。従って海外投資がくじけると、海外進出もすぐ駄目になってしまいました。

では国内はあるかというと、家の建て直しだとか、安いマンションとか、少しはありますが、下請けを食べさせるほどの新しい仕事はありません。3分の1も残ったらいいでしょうか。

そのどちらに残るかはご自分できめることですが、残る方が難しいと思います。


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